日本聖公会北海道教区

12.04

支援室ニュース No.17

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 釜石でも本格的な冬到来。断熱の薄い仮設住宅では寒い生活となっています。先日の教区会では釜石支援センターの海老原さんを囲んでの報告会が開かれました。釜石の現状を知り、継続した支援を行う事を確認すると共に、教区会の議事でも支援活動について熱い議論が交されました。今週7日からは大町司祭のツアーが行われます。クリスマスに向けて忙しい時期ですが、釜石の事を覚えて共にお祈りください。

【釜石支援報告会 被災地釜石の「いま」を訪ねて】
 11月22日(火) 教区会第一日目の夜19:00から、札幌キリスト教会礼拝堂にて、釜石支援報告会が行われました。いっしょに歩こう!プロジェクトのPR用DVDの上映から始まり、釜石の現在の様子を写真と地図を交えながらのお話で紹介。また、前回の報告会以降に釜石に行かれた教役者の方からそれぞれ報告をいただきました。最後に、今回は釜石支援センターのボランティア・コーディネーターの海老原祐治さんにお越しいただき、釜石での最新の状況をお話いただきました。釜石の状況は厳しく、まだまだ継続した支援が必要です。みなさんどうぞよろしくお願いいたします。尚、当日上映のDVDは、全教会に配布されています。機会を作ってご覧下さい。ダビングも0Kです。
【拡大震災支援室会議】
 教区会後の11月24日(木)、札幌キリスト教会にて、拡大震災支援室会議が行われました。GFSや婦人会、教区事務所スタッフなどが参加し、多岐に渡って話し合われました。特に海老原さんから、現地のニーズや状況について詳しく話を伺い、今後の支援の在り方について協議しました。近々、新たな支援物資リストをお出しできる予定です。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
【内海執事・再び着任】(内海執事からの報告)より抜粋
11月25日(金) 本日は午前中大畑東でのお茶っこ・足湯、午後は甲子Bでお茶っこの予定で、9:30に向井さんを大畑東へ送る。その後、10:00からの「幼児礼拝」奉仕のため幼児学園へ、2ヵ月半ぶりの子どもたち、みんな大きくなっていたのにはビックリ。その後大畑東へ戻りお茶っこサロンにてみなさんと交わりのとき、向井さんは4人の方への足湯のサービスを行い、計5名の方がサロンへ来所。午後甲子B仮設で昼食を取り、「フランシス号」の修理ができているので、ついでにハイエースのタイヤ交換をしてもらうためセンターへタイヤを取りに戻る。その足で「スズキモータズ」でフランシス号と交換して甲子B仮設へ。ここでは足湯を行わずお茶っこのみ、期待しておいでのお二人にはまた来週を約束していただく。向井さんのI・Padで歌を楽しみ、みんなで歌う。そこへ「かまいし第九」実行委員会の方が12月11日のポスターを持ってこられ、刺戟されてさっそく「第九」の合唱を楽しむ。そうすると、来所されていたKさんという男性の方が歌詞を知りたいとおっしゃるので、カタカナで書いて差し上げるとたいそう喜ばれた。次回来るときに日本語の訳詞を持ってくることを約束する、午後4時にて終了。
11月26日(土) 午前10時過ぎ、長谷川清純司祭さんが訪問くださる。11時からの幼児学園でのピアノ演奏会のため、ピアニスト・作曲家の稲垣達也氏をお連れくださった由。他に午前中の来所者6名、うち1名がお茶を飲んでお話しをしていかれた。午後からは明日の主日の準備をしながらセンター業務。5人が来所され、うち4人がお茶っこをして、くつろいでゆかれた。
【釜石での働き】 支援室ブログ(海老原祐治さん・向井清子さん発信)より抜粋
11月24日 午後はHさんといっしょにセンター業務。最後までいることはできなかったが、途中、1時間ほどセンターをHさんにお任せして、アッセンブリーオブゴッド教団の支援センター開所式の様子をみてくる。教団の柳谷牧師もいらしていた。アッセンブリーの礼拝には初めての参加となる。賛美の歌がとても多く、お祈りをする時は、言葉の区切りごとに「アーメン!ハレルヤ!主よ、主よ。」という感じであった。小学1年生の男の子も前に出て、中心で賛美を歌っていた。こんな風にお祈りをする人びともいるんだな、と思ったのである。全部で20人くらいの人々が参加しており、様子をみていると、釜石のアッセンブリー信者によって支援センターができた訳ではないようである。Hさんにセンターをお任せしていることもあり、牧師先生のお説教の後、途中退席して、センター業務に戻る。朝、お茶っこを飲みながら聞いた話。当センターに来ていたあるボランティアが、冬物ズボンを欲しがっていたその人に、わざわざ届けてくれたとのこと。話しをしてくれたおばちゃんは、「そんなことまでしてくれる人ってなかなかないわよね。わたし本当に嬉しかったの。」と感心しておっしゃっていました。ボランティアの名前はおっしゃいませんでしたが、わたしにとっても、心が明るくなるような嬉しい話です。センター業務では、訪問された方はゆっくりと物資をみて選ばれます。そんな中で、「下着がもらえてうれしい」「このセーターぴったり。いいわね」「匂い袋、可愛いわね」と喜んで下さると、わたしも嬉しい。みなさんから、送られた物資はちゃんと、喜びの中で釜石の人々のもとに届いております。
11月30日 本日は写真洗浄の一日。今日手掛けた写真はコンディションが悪く、みなさん苦労なさっていました。いわゆる大判のアルバムで、台紙と上貼りのシートが写真と一体化した状態です。写真をアルバムから分離するのに大苦労でした。特にシートからの分離は難航し、シートを付けたまま保存するしか手のない物も多々ありました。しかし写真を裏からドライヤーで乾かすとシートが剥がせることが判明。新たなノウハウを得ることができて幸いでした。後半に手掛けた写真は状態がよく、かなり効率的に洗浄が進みました。クリスマスの写真があり、これが本当の「洗浄のメリークリスマス」なんて。私は午前に本郷を訪ね、洗浄済み写真を納品してきました。地区会長と洗浄済み写真を確認すると、その場で写真の持ち主が判明していきます。なかには会長のお隣さんの写真もありました。いつも驚きますが、会長の顔の広さと物覚えのよさには参ります。あるボランティアの方が言っていました。「私は写真を撮るのも、撮られるのも好きでなかったが、一枚の写真の大切さ、素晴らしさを知ることができた」人にはそれぞれ想いがあります。写真にはその想いが写っています。想いのたくさん写った写真はそれだけでその人のこころの豊かさを表現しています。大事なものがたくさんある人生は豊かです。我々の作業は失くした豊かさの返却なのかもしれません。そして我々はその豊かさに触れてしばしばこころを動かされるのです。
 12月2日 すべてが凍りつくような寒い朝。札幌は吹雪のようですが、釜石も冬らしい景色。釜石の凍える朝は霜がおります。札幌生活が長かった私は霜を久しぶりに見た気がしました。多分北海道でも霜はあるでしょうが、踏むとざくざく音がする霜は久しぶりの対面です。本州の冬とはご無沙汰でしたので、ざくざくと霜を踏んでちょっとニコニコ。東京生まれの私には懐かしい感触でした。本日は仮設サロンダブルヘッターの日。大畑東は常連さんが足湯を楽しんでいかれました。暮れの餅つき大会が楽しみだとのお話しで、さっそく当日使う胡桃をお預かりすることに。仮設の下には川があり、その川沿いに胡桃の木がたくさんあります。お母さんたちが拾ってきた胡桃です。ただ謎の動物の糞があり、それがどうやら月の輪熊らしいのです。釜石の大自然恐るべし。
【吉野先生と行く釜石年越しの旅】
 先日の教区会の折、号外でお知らせしましたが、吉野執事と行く釜石年越しの旅をお知らせします。12月29日~1月4日まで、年末年始を釜石で過ごすプログラムです。社会福祉協議会や、各仮設住宅自治会と連携しての年末年始プログラムなどが活動の中心となります。お問い合わせは震災支援室まで。
【いっしょに歩こう!プロジェクト】
「いっしょに歩こう!プロジェクト」の活動の様子は、月一度発行予定の「ニュースレター」や、「いっしょに歩こうプロジェクト!」ホームページhttp://nskk.org/walkで、ご覧いただけます。

11.23

支援室ニュース 号外

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 支援室では毎月1回のペースで、“釜石でのボランティアの旅”を企画しています。今回は第3弾のお知らせをいたします。釜石でのボランティアの作業は、写真洗浄や仮設住宅の訪問、仮設住宅談話室でのお茶の会などが中心となります。誰でもできることばかりですので、この機会に多くの方に参加していただければと願っています。

【吉野先生と行く釜石年越しの旅】

日  時:2011年12月29日(木)夜~2012年1月4日(水)朝
引  率:吉野暁生執事(北見聖ヤコブ教会)
費  用:10,000円(食費は自己負担です)
募集定員:3~4名

12月29日(木)
24:00 苫小牧発 川崎汽船フェリー
12月30日(金)
07:30 八戸着・朝食
海沿いを南下し、釜石へ
12月30日(金)
14:00頃 釜石支援センター着
周辺の視察・神愛幼児学園へ挨拶等
12月31日(土)
ボランティア
1月 1日(日)
主イエス命名の日礼拝・午後ボランティア
1月 2日(月)
ボランティア
1月 3日(火)
午前・ボランティア
15:00ごろ釜石出発
22:00 八戸発 川崎汽船フェリー
1月 4日(水)
07:00 苫小牧着・解散

※釜石支援センターにて年末、年始を過ごすプログラムです。仮設住宅でのお正月イベントなどのお手伝いが中心となります。
※食費は自己負担となります。尚、釜石支援センターでは朝食150円、夕食350円にて提供しています。(清算は現地にて各自行ってください)
※フェリーの船室は“2等船室”(いわゆる雑魚寝)を想定した費用になっています。船室等をご利用の場合の差額は自己負担です。
※申し込み締め切りを12月20日(火)とさせていただきます。

★申し込み方法

・「ボランティア登録カード」に記入の上、FAXまたはメールにて教区事務所まで申し込んでください。
・「ボランティア登録カード」の“備考”欄に「○○先生とのツアー希望」と記入してください。
  ○○には、希望するツアーの引率教役者の名前をご記入ください。
・ツアーは定員に達し次第締め切ります。
 (初めて行かれる方を優先する場合があります。ご容赦ください)

★持物等

・着替え、シーツ、枕カバーをご用意ください。特に写真洗浄の作業は思ったよりも服が汚れます。汚れてもかまわない服をご用意ください。また、結構室内が寒いことがあります。防寒着のご用意を。
・仮設住宅の団地は広いです。歩きやすい靴をご用意ください。
・詳細は北海道教区震災支援室までお問い合わせください。

11.04

支援室ニュース 号外

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支援室では毎月1回のペースで、“釜石でのボランティアの旅”を企画しています。今回は第3弾のお知らせをいたします。釜石でのボランティアの作業は、写真洗浄や仮設住宅の訪問、仮設住宅談話室でのお茶の会などが中心となります。誰でもできることばかりですので、この機会に多くの方に参加していただければと願っています。

【大町先生と行く釜石ボランティアの旅】

  • 日  時:2011年12月7日(水)夜~12日(月)朝
  • 引  率:大町信也司祭(聖マーガレット教会)
  • 費  用:10,000円(食費は自己負担です)
  • 募集定員:3~4名
  • 日  程:12月07日(水)24:00  苫小牧発 川崎汽船フェリー
12月08日(木)
07:30

八戸着・朝食

海沿いを南下し、釜石へ

12月08日(木)
14:00頃

釜石支援センター着

周辺の視察・神愛幼児学園へ挨拶等

12月09日(金) 
ボランティア
12月10日(土)
ボランティア
12月11日(日)
10:30

聖餐式

聖餐式が終了後釜石を出発

12月11日(日)
22:00

八戸発 川崎汽船フェリー

12月12日(月)
07:00

苫小牧着・解散

※食費は自己負担となります。尚、釜石支援センターでは朝食150円、夕食350円にて提供しています。(清算は現地にて各自行ってください)
※フェリーの船室は“2等船室”(いわゆる雑魚寝)を想定した費用になっています。船室等をご利用の場合の差額は自己負担です。
※申し込み締め切りを12月2日(金)とさせていただきます。

★申し込み方法
・添付の「ボランティア登録カード」に記入の上、FAXまたはメールにて教区事務所まで申し込んでください。(FAX:011-736-8377 メール:hokkaido@nskk.org)
・「ボランティア登録カード」の“備考”欄に「○○先生とのツアー希望」と記入してください。○○には、希望するツアーの引率教役者の名前をご記入ください。
・ツアーは定員に達し次第締め切ります。(初めて行かれる方を優先する場合があります。ご容赦ください)

★持物等
・着替え、シーツ、枕カバーをご用意ください。特に写真洗浄の作業は思ったよりも服が汚れます。汚れてもかまわない服をご用意ください。また、結構室内が寒いことがあります。防寒着のご用意を。
・仮設住宅の団地は広いです。歩きやすい靴をご用意ください。
・詳細は北海道教区震災支援室までお問い合わせください。

10.22

支援室ニュース定期便 No.14

教役者と行く釜石ボランティアの旅

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 秋も深まり、冬の足音がもうそこまで迫ってきています。釜石支援センターも毎日ボランティアの方が滞在し、にぎやかに活動を始めています。被災地ではこれから初めての冬を迎えようとしています。まだまだみなさんの支援が必要です。ご理解・ご協力をよろしくお願いします。
【飯野司祭・2度目の派遣】
  前回の支援室ニュースでは、派遣される教役者が未定とお伝えしましたが、この度、飯野司祭が2度目の派遣をされることが決定いたしました。まだまだ現場が混乱している中に派遣され、多くの困難の中、手探りで支援を続けた飯野司祭は、今月22日(土)より11月4日(金)までの2週間、お働きくださいます。飯野司祭の働きのため、お祈りください。

【釜石支援センターの活動】
 釜石ベースブログ(海老原祐治ディレクター発信)より抜粋
10月5日
午前は十時までセンターにて雑務。それから幼児学園の子ども礼拝。園長と打ち合わせなど。足湯で使う大型のコンロなどをお借りできました。
午後はセンターで来場者対応。二時から四時半までに9人が来場。みなさん冬物の服を求めています。家を流された方は冬物の服が手薄です。ほとんどもってない方もいます。ある方の言葉が印象的でした。「この歳になって姉のお下がりを着るとは思ってなかったわよ」とても被災地らしい言葉だと思います。みなさん少しは自分で買い、それから身内からもらい、そして私たちのところへ求めにきます。
私たちはどれぐらいの冬服を持っているのでしょうか。あまりオシャレでもなく、衣装もちでない私でもシャツで十五枚、セーターやトレーナーでも十枚、ジャケット・コート・ジャンパーなどでも十枚ぐらいは持っています。ご覧になっている皆さんはもっと多いのではないでしょうか。特に女性の方などは。それでもきっとまだ足りないとお感じなのでしょう。被災者の方がこの冬用意できる冬服はどれぐらいなのでしょう。私の半分か、あるいはもっと少ないか。
ある方が明るい色のコートをはおり、「私にはちょっと派手かしら」とつぶやきました。少しはにかみながら。私が「そんなことないですよ、素敵ですよ、それで銀座だって歩けますよ」と言うと、その方は嬉しそうに笑って、私のお尻をポンと叩きました。服選びで一喜一憂する、そんなありきたりな日常が彼女たちにも少しずつ戻ってきています。
最近ご婦人が旦那様を連れてくるパターンが増えてきました。家族で来てもらえる場所になるといいと思います。本日の来場者は10名。明日はお休みの予定です。
10月13日
晴天。うららかな一日。
本日のワークは全員で写真洗浄。前回、前々回に続きTちゃんと家族の写真をきれいにしました。名残惜しいけどTちゃんの写真もいよいよ終わりです。意識したわけではないのですが、洗浄する写真がどんどん時をさかのぼっていきます。よちよち歩き時代から誕生直後の写真になり、我々が最後に手がけたのが、ご両親の結婚式の写真。多くの人が祝福した結婚式があり、Tちゃんが生まれ、そのTちゃんもたっぷりと祝福されて育ちました。その祝福はきっといまも続いていることでしょう。写真をみているとそんな気がしてきます。さあ明日はセンターの歴史上初の4チーム体制。4チームが同時に活動します。さてどうなることやら。本日は来場者も少なく、穏やかな一日。昨日訪れた気になっていた方が本日も来てくれました。センターが憩いの場になればいいと思います。
 夜、水産会社に再就職が決まった常連のKさんが秋刀魚を届けてくれました。ご馳走さまでした。今夜は刺身でいただきました。明朝は塩焼きです。やっぱり秋刀魚は美味しいですね。感謝。
 最近は被災者の方がいろいろと差し入れをして下さいます。飲み物や果物、ちょっとしたお菓子など。我々はそれを拒むことはしません。ありがたくいただいています。ときどきお金を包んでくる方がいますが、それは断ります。我々の立ち位置はあくまでも被災者と同じ地平にあります。関係として対等であり、互いに学び合う関係であります。ともに笑い、ともに悲しみ、互いの存在に敬意を払うことができればよいと思います。いっしょに歩こうとはそんなことのように思えます。
 本日の来場者は6人。
※震災支援室ブログでは、毎日の釜石支援センターでの活動の様子を掲載しています。日々移り変わる釜石の様子を、ぜひご覧になってください。
URL:http://nskkhokkaido.blog89.fc2.com
【支援品についてのお願い】
 このところ、突然品物が送られてきたり、支援品として提供できない品質のものが送られてきて現地が困惑するケースが出てきています。皆さんのお気持ちはありがたいのですが、数の調整や時期の調整をしないと、少人数で運営している釜石支援センターの働きが滞ってしまいます。そこで、支援室では物資の情報の集約・調整を函館聖ヨハネ教会の藤井直姉にお願いしています。なにとぞ、支援品の提供に際しましては、藤井直姉に連絡し、数量や時期の調整を受けてから発送いただけるよう、お願い申し上げます。
  • 【大友先生と行く釜石ボランティアの旅】
  • 支援室では毎月1回のペースで、“釜石でのボランティアの旅”を企画しています。申込期限が短いものもございますが、ぜひご参加ください。釜石でのボランティアの作業は、写真洗浄や仮設住宅の訪問、仮設住宅談話室でのお茶の会などが中心となります。誰でもできることばかりですので、この機会に多くの方に参加していただければと願っています。
日時
2011年11月9日(水)夜~14日(月)朝
引率
大友正幸司祭(札幌キリスト教会)
費用
10,000円(※教区からの補助が適用された上での自己負担額です。)
(※食費は自己負担です)
募集定員
2~3名
11月09日(水)
24:00  苫小牧発 川崎汽船フェリー
11月10日(木)
07:30  八戸着・朝食、海沿いを南下し、釜石へ
11月10日(木)
14:00頃 釜石支援センター着、周辺の視察・神愛幼児学園へ挨拶等
11月11日(金)
ボランティア
11月12日(土)
ボランティア
11月13日(日)
10:30  聖餐式、聖餐式が終了後釜石を出発
11月13日(日)
22:00  八戸発 川崎汽船フェリー
11月14日(月)
07:00  苫小牧着・解散
※食費は自己負担となります。尚、釜石支援センターでは朝食150円、夕食350円にて提供しています。(清算は現地にて各自行っていただきます。)
※フェリーの船室は“2等船室”(いわゆる雑魚寝)を想定した費用になっています。船室等をご利用の場合の差額は自己負担です。
※申し込み締め切りは11月4日(金)です。
【いっしょに歩こう!プロジェクト】
「いっしょに歩こう!プロジェクト」の活動の様子は、月一度発行予定の「ニュースレター」や、「いっしょに歩こうプロジェクト!」ホームページhttp://nskk.org/walkで、ご覧いただけます。
【支援室の活動】
インターネットで支援室ブログが見られます。毎日の釜石ベースの活動もアップされます。http://nskkhokkaido.blog89.fc2.com 又は、「日本聖公会北海道教区ホームページ」➔「東日本大震災」➔「震災支援室ブログ」の手順でご覧下さい。
【震災支援室より】
◎支援室ニュースは、各教会において掲示下さると共に、増刷して配布ください。支援室ニュースのバックナンバーは、日本聖公会北海道教区のホームページにでも見る事ができます。

支援品要請 10/8

LinkIcon物資要請文書

北海道教区 各教会各位             
 主の平和がありますように
 釜石の支援センターが開設して約2ヶ月が過ぎようとしています。これまでの皆様のお働き、お支えに深く感謝いたします。
 先日の支援室ニュース・至急便でもお伝えしましたが、冬の足音が近づいてくる中、現地では冬支度の品物が求められています。現地で必要とされているものは、夏に出していた支援品リストから大幅に変わっています。また、行政も重い腰を上げ、暖房器具を配布するという話も伝わってきています。(ただ、いつになるのかは未だわからずじまいです)北海道教区震災支援室では、現地の必要を教区内諸教会・信徒の皆さんに発信し、支援品の提供をお願いしてまいりたいと考えています。この度、支援品リストを更新しましたので、今一度周知くださるようお願い申し上げます。被災地の方々のために祈り、ご協力ください。
 このところ、突然品物が送られてきたり、支援品として提供できない品質のものが送られてきて現地が困惑するケースが出てきています。皆さんのお気持ちはありがたいのですが、数の調整や時期の調整をしないと、少人数で運営している釜石支援センターの働きが滞ってしまいます。なにとぞ、支援品の提供に際しましては、下記の要領にてご協力くださるようにお願いいたします。
主にあって
北海道教区東日本大震災支援室長 司祭 大町信也
<支援品提供の手順>
① 「支援品要請リスト」をご覧になり、その中で提供可能な品目・数量(大まかで結構です)を、下記までお知らせください。(函館まで送る必要はありません。発送する前に連絡を必ずしてください)そこで、品目・数量・発送時期などについて調整を受けてください。
・メールアドレス c-nao@mbe.nifty.com
・電話 0138-23-5584(函館聖ヨハネ教会)
・FAX 0138-23-5656(   同上   )
※藤井直姉(函館聖ヨハネ教会)が、支援品の集約・調整を担当くださいます。
※品目によっては、数量調整を行わないと現地で困難をきたす場合があります。
※10月14日(金)まで、藤井夫妻はオーストラリアに行かれています。その間の連絡は、吉野執事(北見聖ヤコブ教会・0157-23-6586 james@nskk-hokkaido.jp)までお願いいたします。
② 品目・数量等の調整後、指定された時期に発送を行ってください。尚、発送に際しては、教区より配布されている「LinkIcon支援物資票」を箱に貼付してください。
  送り先は 026-0031 釜石市鈴子町5-4  0193-55-4524
 「一緒に歩こうプロジェクト 釜石被災者支援センター」
支援品要請リスト(10/7付け)
《被災者への支援品として》
1  毛布(新品かきれいなもの)   本格的な冬を迎えるにあたり、毛布の需要は高まっています。最近は薄手の軽いタイプの物が好まれているようです。枚数は多いほど助かります。(あまり使用感のあるものはお避けください)
2  丹前   こちらの高齢者は綿入りの丹前を好みます。特に、釜石では“裸に丹前を羽織ってそのまま寝る”という習慣があるようで、非常に人気があります。また丹前下(浴衣です)とセットになっている物が望まれています。 ※ 丹前について  <丹前(たんぜん)は寒い時期になると、温泉旅館などで出してくれる防寒用の着物のことです。普通は厚手のウール地で、対丈(ついたけ:はしょりや揚げがなく、裾までストレートに仕立ててある着物のこと)になっています。丹前と同様の着物に「どてら」がありますが、一般には「綿入の丹前」のことを言うようです。同じ物を、関西で「丹前(たんぜん)」、関東で「褞袍(どてら)」と呼ぶそうです(関西では綿が入っていないのも丹前と呼びますが)。関東での丹前と褞袍の違いは、褞袍のほうが丹前より大ぶりで、厚綿入れに仕立ててあることで、本来はどちらも男物の和服です。>    基本的には上記の通りですが、「袖つき毛布」とか「着る毛布」とか「かい巻き」と呼ばれるものでもOK。生地についても、キルトのものなどでもよく、特にこだわりはないようです。
3  冬用寝具(基本的に新品。きれいなら中古でもOK)   マットレス・敷布団・冬用掛け布団(厚手・羽毛)の三点セットが望ましですが、単体でもかまいません。
4  コタツ布団・コタツ敷(基本的に新品。きれいなら中古でもOK) 仮設住宅ではスペースがないため、コンパクトなコタツを使っていることが多いです。小さめのサイズのもの。
5  厚手の女性用肌着(通称ばばシャツ・新品) 大変求められています。肌着は中古ではなく新品に限ります。釜石の女性はサイズの大きなものを好みます。Lサイズが特に求められています。
6  女性冬物衣料(セーター・コート・ジャケット・ズボン・その他) きれいで新しいデザインの物。使用感がなくても古いデザインの物は好まれません。
7  男性冬物衣料(セーター・コート・ジャケット・ズボン)   きれいで新しいデザインの物。使用感がなくても古いデザインの物は好まれません。
8  厚手の敷物(新品。きれいなら中古でもOK)仮設住宅の床下には断熱材が入っていません。下から底冷えがきます。その対策で求められています。
9  ひざ掛け・ショールこれも寒さ対策では有効ですので求められています。
10 毛糸趣味の手芸をはじめたいと考えている方がいます。
11 男女冬用ねまき(スウェット可)
12 三段アクリルボックス・収納ケース なるべく新品仮設住宅の限られたスペースを有効に使うため、こういったケースなどの需要が高いです。
13 お米できれば2キロ程度の小分けの状態ですと配布する際に助かります。
14 暖房器具 コタツ・各種ストーブ・電気カーペット・電器毛布行政で配付する可能性があるので、数は少量でかまいません。また、急にキャンセルになる場合がありますのでご了承ください。
《支援センターで使用するものとして》
15 ゲーム(囲碁・オセロ・その他)将棋は札幌キリスト教会よりご提供いただきました。
16 サーバー用コッタ 1着

10.08

支援室ニュース定期便No.13

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前回の支援室ニュースの発行からかなり間隔があいてしまいましたことをお詫びいたします。遅くなりましたが、今回は大幅にボリュームアップし、オープンから約2ヶ月間のセンターの歩みをお伝えいたします。
【支援センターオープン ~藤井司祭から内海執事へ~】
藤井司祭は1ヶ月以上にわたる釜石での活動を終え、開所礼拝前日の8月10日に帰函されました。開所に伴う様々な調整なども含め、多くの労をとってくださったことに感謝いたします。また、共に長い期間のお働きをされた直さんにも感謝いたします。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
  • 【内海執事の活動】
    • 内海執事の活動報告より抜粋
    • ※本日(8月12日)より内海、海老原の二人の共同生活始まる
    • 実のところ、海老原兄が事務局専従としてその任を担うことになれば、小職としても幸いなことであると考えます。支援センター開設ということは、確実に神愛教会・幼児学園との距離が物理的に広がり、そのコンテキストが変わったということです。聖職を送るということは、定住教役者のいない教会・施設への牧会的・チャプレンシーの重視、ということに他ならないのですから。今後、支援センターの機能維持は主に信徒によりはかられ、聖職は引き続き教会・施設への関わりをなしていくことが、目的を維持していくことになると考えます。
  • 8月18日(木)
  • 本日は午前内海がセンターに残り、海老原兄は平田の仮設訪問へ。
  • カリタスの活動に加わり、向井姉の足湯の手伝いを行う。足湯はすばらしく、効果的な支援活動だと実感した。スキンシップとリラクゼーションの効果は絶大で、あそこに座る段階で心の扉が半分は開かれているのだろう。短い間ではあったが、カリタスの活動を体感できたのは有益だった。
  • 8月20日(土)
  • 本日は一日中、幼児学園・ユリ組さんの「お楽しみ会」。内海はベッタリ一緒にいる。午前中はプールへ、心配した雨も降らず陽が射して何より。園へ戻ってソーメンのお昼ご飯、ここで海老原兄も合流(兄は午前中社協にて菊池係長さんと面談。その後センターに「天神仮設」のKさんというご夫人が来られたのに対応。支援物資からいくつかお持ち帰りいただく)。
  • 午後は夕食のカレー用の具材を子どもたちと一緒に作る(イモ、人参、タマネギ)。お昼寝の後、近所の公園に散歩。夕食は子どもたちの作った具材でカレーライス。夜6:30親御さんが迎えに、一緒に「花火大会」、7:00散会。
  • 余震連日あり。
  • 8月26日(金)
  • センターに戻り、海老原兄とともに幼児学園へ。高橋園長に明日一時帰札の挨拶と日曜日の打ち合わせをし、その後本郷へと向かう。運良く小池会長さんと面会することができた。9月に入ってボランティア青年たちが来るのにあわせ、本郷でのニードをお尋ねする。幸い、流れ着いた「写真洗浄」の作業をして欲しい旨の答えがあった。近くなったら連絡を取り、詰めることとする。
  • 8月31日(水)
  • 神愛幼児学園へ。トルコよりのボランティア訪問団、日本人スタッフを含め男女16名が来園。トルコ地震の際、いち早く日本からの支援が入ったことに感謝しており、今回はそのお返しの意味もあるとのこと。仲立ちは遠野社会福祉協議会。歌、踊り、手品等を披露して子どもたちと交わる。子どもたちもお返しに「バナナの歌」と「第9合唱」をドイツ語で歌った。最後にトルコの子どもたちからのお手紙と、記念のTシャツがプレゼントされ、記念写真を撮ってサヨナラをした。
  • 9月5日(月)
  • 8:30 カリタス・写真洗浄リーダーの佐中さん他男女7名と当方2名を加えて計10名、旧橋野小中学校(廃校)の体育館を作業場として洗浄作業に入る。昼食をはさみ午後3時まで作業。帰路、本郷の小池会長さんへTELを入れるも、現在当地は地方選挙中で市会議員の応援の真っ最中。夜にも再度こちらからTELすることを約束する。その後、予定を変更して両石から箱崎、鵜住居回って今まで見ていない所の被害状況を見て回る。
  • 【青年ボランティア来たる】
    • 9月6日(火)
    • 13:30ごろ、吉野執事と共に北海道教区の青年たちが訪れる。今回参加されたのは高木泉さん(深川)、齋藤晃さん(旭川)、大町包さん(マーガレット)の3名。青年たちのパワーに圧倒されます。まず、長らくの懸案事項であった大型冷蔵庫を2階に引き上げてくださいました。業者も運搬をあきらめた階段でしたが、何とか通し、これで食事等のときに何度も1階と2階を往復しないで済みます。本当に助かりました。その後は海老原兄の案内で陸前高田方面へ。はしゃいでいた青年たちが声を失っているのが印象的でした。
    • 9月7日(水)
    • 青年たちは、大館聖パウロ教会と北海道教区の婦人有志が始めた“座布団プロジェクト”のため、上中島仮設へ。注文を取ってから日数があいてしまっているので、その確認のためです。青年たちは岩手GINGA-NETという岩手県立大の学生グループとも出会い、いろいろなことを考えされられたようです。また、この日は理事長がセンターにソファーをご提供くださるとのことで、園のほうに取りに伺いました。ここでも若者たちのパワーが発揮されます。さすがです。
    • 9月8日(木)
    • 今日は全員で、釜石市街周辺の小漁村“本郷”に写真洗浄の作業にでかけます。本郷での作業は全員出かけてしまうので、センターが留守になってしまうのが難しいところ。本郷に到着後、Mさんのお話を伺い、作業開始。始めは慣れない作業でしたが、徐々に作業のコツがわかってくるとどんどんはかどります。でも、ざっと見たところ漁具の箱10箱以上に満杯の状況。今日仕上がるのは良くて1箱分くらいでしょうか。お昼ごろ、加藤主教と李チャンヒ司祭がお訪ねくださり、昼食と午後の作業を共にしました。この写真洗浄はセンターが継続的に関わっていかなくてはならない作業です。ある程度の時間があるとは言っても、いつまでも伸ばすわけにはいきません。ある程度の目処をつけるためにも、お手伝いくださる方が必要です。どなたでもできる簡単な作業です。多くの方がお手伝いくださるといいのですが・・・。夕方、一日だけですが青年たちを伴い、神愛幼児学園へ。遊んでくれる若いお兄さん・お姉さんの登場に子どもたちは大喜び。たくさん遊んで、こちらはもうへとへとです。
    • 9月9日(金)
    • 今日は青年たちの滞在する最後の日。今日は午前中のみの作業ということで、センター内の環境整備を行います。新しく棚を取り付けたり、妙なところに段差のあるセンター内部をセメントで埋めたりと、若いパワーは大活躍です。でも、様々な作業が大幅に進みました。青年たちの働きに感謝します。また来てくださいね。
【内海執事から吉野執事へ】
 9月7日(水)吉野執事は内海執事と共に神愛幼児学園の幼児礼拝に出席。内海執事と園児たちはお別れ。いつもやさしい“パウロさん”とのお別れに子どもたちも涙。9日(金)吉野執事との引継ぎを終え、内海執事は青年たちを引率して帰路につきました。暑い中、釜石支援センターの立ち上げ期間の運営に尽力してくださいましたことを感謝いたします。
【吉野執事の活動】
吉野執事の活動記録より抜粋
9月10日(土)
青年たちが帰って静かになったと思ったら、大館聖パウロ教会から小野司祭ご夫妻を含め8名が、120枚の座布団を持って来てくださった。6月くらいから注文を取っていたものだ。炎天下の中、上中島仮設・大畑東仮設の注文をいただいたところに配る。さすがのこれだけ人数がいると配るのは早い。座布団を目にした人たちから追加の注文や問い合わせも入るが、枚数が限られているのが難点。平等に支援するというのは難しい。柄や大きさが違うと、かえって仮設に入居されている方たちの間の関係が壊れてしまうことがある。なるべく同じ柄、クオリティを保たなくてはいけない。本当に難しい。
 9月13日(火)
午前中は大畑南仮設住宅に、注文の座布団を届けに行った。先日留守だった分だ。全部で4戸。1戸は留守だったが、他のお宅にはお渡しすることができた。追加も3件ほどいただいたので、後日調べてくることを約束する。ここでは、冬物の布団の需要が結構あるようだ。更に奥の小さな仮設(大畑西)へ。中を見て回って、おばさんと立ち話。とあるボランティア団体の主催していたお茶っこサロンについての意見を交換。 “お茶を飲むだけじゃダメ”“震災の話はしたくないのに結構無理に聞こうとする”などなど、厳しい意見が。こちらの仮設では、もしかしたらお茶出しや、支援物資の配布、買い物ツアーなどをさせてもらえる可能性があるので、貴重な意見が聞けたと思う。
 9月17日(土) 
本日は神愛幼児学園の運動会。7:00から準備をしているらしいが、さすがにその時間には行けないので、8:30には到着できるように早めに出る。昨日から滞在している山岡みゆきさん、Kさん、影山愛さんは、海老原くんといっしょに本郷で写真洗浄を行う予定。微妙に曇りの天気。でもかえってカンカン照りよりは子どもたちの体調にはいいだろうと思う。今日は大槌高校の生徒がボランティアに2名来ていた。思ったよりも盛況の運動会は、年長さんのマーチングバントにて始まる。かけっこ、リレー、玉入れのおなじみの競技や、かわいいお遊戯など、久々に楽しませていただいた。
競技中、大石のNさん、上中島仮設のSさんが、お祝いを手に訪問してくださった。Sさんには会えなかったが、Nさんご一家と少しお話をさせていただいた。Nさんは相変わらず元気がなく、ちょっと心配である。気分転換になればいいと思ったのだが・・・。
 9月21日(水)
目下台風が接近中ですが、隙間と言う隙間から雨が侵入しています。玄関部分も、浸水しそうです。特に、女性用にしている部屋の窓の隙間は大きく、畳までぬらす勢いです。2F居間の窓も浸水気味です。とりあえず、断熱用の窓シートなどで対策をするつもりですが、もし可能なら、サッシの入れ替えを希望します。隙間テープ等で何とかなる状態ではありません。サッシごと覆ってしまわなくてはなりません。
 9月23日(金)
三連休初日。今日は急遽外国人ボランティアを新生釜石教会からの依頼で引き受けることになった。来たのは4名。カナダ人・アメリカ人・イギリス人の4人組。英語のネイティブの教員として秋田に来ているそう。今回は本郷の写真洗浄を手伝ってもらった。今回もセンターでの作業。慣れない日本語英語交じりの会話に少々疲れる。どうやら新生釜石教会でもカリタスでも急遽過ぎて対応できなかったので、うちに回ってきたようだ。作業はやる気満点で、ちっとも休まない。こっちが熱気に当てられそうだ。“がれきの片づけをやりたい”と熱心に希望しており、どこに行けばできるのかを聞いてきた。片言の英語で、“仕事(job)”としてやっているところが多いので、そういったボランティアはあまりない、ということを伝えたが伝わっただろうか。
 9月26日(水)
5時ごろ園を辞して、もう一度、さっきの留守宅に座布団をもって行きます。そのうちの1件は、座布団10枚の大口です。今日はいらっしゃって、渡すことができたのですが、なんと10枚のうち5枚は、離れた仮設の友人の分とのこと。甲子の奥だそうなので、こちらが動いて届けることにします。・・・が、場所がわかりません。普段行っていて場所がわかるのは甲子第2(大畑南)と第7(大畑西)ですが、今回は甲子第10(大畑東)。場所を聞いて行ってみましたが、狭いでこぼこ道を何度往復しても、その場所がわかりません。今まで入り口がわからなかった甲子A(松倉)、甲子B(松倉)、甲子C(松倉)、甲子D(松倉)の場所はわかったのですが、肝心の甲子第10(大畑東)は影も形も見えません。車一台通るのがやっとのでこぼこ道を何度も往復して、いい加減腰が痛いです。何とか自力で見つけたかったのですが、遅くなったらかえって悪いので、お渡しするOさんという方に、わかるところまで迎えに来ていただきました。同乗して場所を教えてもらったのですが、確かに曲がるところが本当にわかりづらい場所で、“こんなところに仮設があったのか!!”と言う感じです。でもそこは、50件くらいの中くらいの仮設団地で、談話室もありました。が、ボランティアの人たちもわかりにくかったのでしょう。あまり入っていないようで、談話室には何も貼ってありませんでした。“お茶っこ”ができるなら、ここにも来るといいかもしれません。
 9月27日(木)
今日が丸一日釜石で過ごす最後の日。いろいろな思いが飛び交います。午前中はとりあえず、前日留守だった2件に座布団を配りに。ついでに、先日発見した甲子の仮設に海老原くんを案内します。甲子第2(大畑南)の仮設のお宅はまた留守で、隣の人に聞くと、元気にしているとのこと。とりあえず安心しました。そのまま甲子第10(大畑東)を案内します。昼に行くこの仮設はびっくりするくらい人が歩いておらず、談話室にも特にイベントがある様子ではありません。改めて見たのですが、入り口は、ここに曲がり角があるとは信じられないほどの入り口でした。ここは“お茶っこ”をやる時の第一、第二候補だなぁと思います。その後、狭い路地を抜け、甲子B(松倉)、甲子C(松倉)、甲子D(松倉)へ行くと、こちらはボランティアも入って多少活気が見えました。さらにその後、小川(こがわ)方面の仮設を探しに行くことに。まず、市民体育館の脇の大きな仮設団地(桜木町)を眺めつつ、更に奥へ。しばらく走ると、下のほうに仮設を見つけたのですが、入り口がわかりません。しばらく走っていると降りる路地を見つけたので、砂利道をしばらく行くと、旧小川小学校の校庭にある仮設を見つけました。割とモダンな感じの仮設で、設備もいいようです。調べるとミサワホームの仮設とのこと。やっぱり大手は違いますが、こういった格差も少々気になります。なんとこの小川小学校の仮設は、旧校舎の一部を利用して、近隣の農家の方が直売所を営業しているなど、談話室が設置されていないのにもかかわらず、活気に満ち溢れていました。入っている住民の層もお年寄り多めなのですが、それでも活気があります。隣の小川公園の仮設も似たような感じです。地域住民と、仮設の人たちの関係が上手くいっているように感じました。
【吉野執事 帰道】
吉野執事は28日(水)の神愛幼児学園の誕生会に出席の後、函館での礼拝研修会に出席するために、釜石を出発しました。青年引率から始った3週間にわたるお働きに感謝いたします。
【横山司祭 釜石入りを一時断念】
吉野執事の働きを引き継いで横山司祭が釜石に着任の予定でしたが、眼科手術とその後の療養のため、当面の赴任が困難となりました。その間、釜石支援センターには10月3日(土)から東京教区の須賀義和司祭が、10日(月)~14日(金)に東北教区の李チャンヒ司祭が入ってくださることになっています。北海道教区からの後任の教役者に関しては現在調整中です。横山司祭の療養のためお祈りください。
【○○先生と行く釜石4泊5日の旅・実施】
震災支援室では、教区の多くの方が釜石での活動に関わってほしいと願っています。しかし、費用的なこと、乗り継ぎの困難さなど、現地に行きづらい状況があるのも事実です。そこで、今後月に1回くらいのペースで“教役者が引率する釜石ボランティアの旅”を企画いたします。引率教役者(又は参加者)の運転で、フェリーを利用して行きますので、安心して釜石入りしていただけるものと思っております。尚、乗車定員の関係で、1回の募集は3名~4名となります。ご了承ください。
日程としては、水曜日ないし木曜日の夜に苫小牧発のフェリーで出発。翌朝八戸着。海沿いを視察しつつ釜石へ(昼ごろ釜石着)。その後周辺を視察します。翌日以降は1日ないし2日間を現地でのボランティア活動にあて、最終日(日曜日)の釜石神愛教会での礼拝(聖餐式)に参加。そのまま出発し、夜のフェリーで八戸を出発し、翌朝苫小牧に着。となります。フェリーの時間については、多少の調整が可能です。ご相談ください。
〔日程の一例〕 10月26日(水) 20:00ごろ札幌を出発24:00 苫小牧発フェリー10月27日(木)  7:30 八戸着・朝食           海沿いを視察しつつ南下   14:00ごろ釜石着   釜石近郊を視察10月28日(金)    ボランティア10月29日(土)    ボランティア10月30日(日) 10:30 聖餐式(釜石神愛教会)           聖餐式の後、釜石発      22:00 八戸発フェリー10月31日(月)  7:00 苫小牧着・解散参加費用は1万円(食費は自己負担。尚、釜石支援センターで朝食150円・夕食350円にて提供しております) 宿泊は釜石支援センターになります。現地での作業内容ですが、写真洗浄・仮設の訪問が中心となります。(がれき片付け等のボランティアは、釜石支援センターでは現在扱っていません)引率教役者は毎回変わります。主教様の引率もあるかも?!
<日程>
  10月26日(水)夜発・・10月31日(月)朝着  引率:未定(交渉中)
 11月 9日(水)夜発 ・・11月14日(月)朝着  引率:大町司祭
  • 12月以降も現在交渉中です。募集の開始は「至急便」でお知らせしますので、今しばらくお待ちください。お問い合わせは震災支援室まで
【いっしょに歩こう!プロジェクト】
「いっしょに歩こう!プロジェクト」の活動の様子は、月一度発行予定の「ニュースレター」や、「いっしょに歩こうプロジェクト!」ホームページhttp://nskk.org/walkで、ご覧いただけます。
【支援室の活動】
インターネットで支援室ブログが見られます。今後、毎日の釜石ベースの活動もアップされます。http://nskkhokkaido.blog89.fc2.com 又は、「日本聖公会北海道教区ホームページ」➔「東日本大震災」➔「震災支援室ブログ」の手順でご覧下さい。
【震災支援室より】
◎支援室ニュースは、各教会において掲示下さると共に、増刷して配布ください。支援室ニュースのバックナンバーは、日本聖公会北海道教区のホームページにでも見る事ができます。
◎ 教会や個人での取り組みについても、お知らせください。他の教会の活動の参考になります。

10.02

至急便

【急ぎ、ご協力お願いいたします】
釜石を始めとする被災地では、秋の深まりと共に、朝晩の寒さが厳しくなっています。釜石では、仮設住宅に住まう被災者への暖房器具が行政から配布される事が決定されたようですが、配布時期についても明確に示されていない事もあり、多くの方は寒さにも関わらず、暖房器具なしでの生活を耐えておられます。
現地では、ご高齢の方を中心に室内での部屋着として、寒い季節には「丹前」を着る習慣があります。釜石ベースより丹前を、お届けし、そのニードがとても高い事がわかりました。
「丹前・丹前下」を、お届けいただければ、今の時期、とても役立てられます。できれば新品・又は、状態の良い物(クリーニング済)、を、箱に「丹前」と明記の上、下記まで、数量にかかわらず直接お送り下さい。
  • 【送付先】
  • 「いっしょに歩こうプロジェクト 釜石被災者支援センター」
  • 〒026-0031 釜石市鈴子町5-4 ☏ 0193-55-4524
  • ※尚、釜石被災者支援センターではストックスペースが限られていますので、その他の支援物資については、先に支援室よりお送りいたしました送付ルールに従ってください。
  • また、毛布や中古衣類など状態の良くない物の送付を受け、現地で困惑するケースも出ていますのでご注意ください。特にバザー残品を一括して送る事などは、お避けください。
【釜石での炊事ボランティアを引き続き募集】
釜石ベースは、自炊でボランティアの食生活が維持されています。例えば女性2名などの形態で1週間程度、現地でお奉仕いただけると助かります。ベースの一階は、お茶飲み場、支援物資のフリーコーナーとして、色んな方が訪れます。日中はそこで被災者の方々のお話し相手になっていただく事(傾聴ボランティア)も、お願いしたいと思います。是非、協力、ご参加ください。
◎支援室ニュースは、各教会において掲示下さると共に、増刷して配布ください。
◎釜石の支援センター開設から1か月の歩みや、今後の展望などについて、次号ニュースでお知らせいたします。

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