7.14
支援室ニュースNo.32
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釜石は梅雨入りし、何となく湿度の高い日が続いています。神愛教会・幼児学園の改築がついに始まり、礼拝堂の聖別解除や、引越しが行われています。震災支援の初期、支援センターが完成するまでお世話になった旧牧師館も取り壊されます。震災支援は様々な広がりを見せながら、ゆっくりとですが進んでいます。今後もみなさんのお力をお貸しください。どうぞよろしくお願いいたします。
- 【釜石神愛教会・幼児学園改築へ。引越し支援ツアー】
- 震災から1年半が経ち、神愛教会・幼児学園が社会福祉法人化に伴い、改築される運びになっています。場所によっては築80年を越える部分もあり、老朽化が著しく、安全性も問われていました。8月には着工、今年度中には完成する予定になっています。改築中は、7月17日から小川(こがわ)にある閉園になった幼稚園をお借りして、神愛幼児学園を運営します。本格的な引越しは7月14日・15日に行われますが、その準備(仕分けや、当面使わないものを運ぶ作業)の支援のため、7月5日(木)~9日(月)の日程で“引越し支援ツアー”が行われました。チャプレンとして吉野執事が同行し、山崎典美・直子夫妻、札幌キリスト教会から澤田俊雄・平子夫妻&丹政清・麗子夫妻、そして大町出さん、聖マーガレット教会より川北キヌさん、木村登美子さんの計10名が参加されました。特に澤田さん・山崎さんには車を提供していただきました。2台とも大活躍でした。ありがとうございます。今回は澤田俊雄さんと、丹麗子さんに感想をいただいていますので掲載いたします。
- 「釜石神愛幼児学園引越しツアーに参加して」札幌キリスト教会 澤田俊雄
- 大震災が発生して1年4ヶ月が経ちました。何か小さな働きでもできればと考えておりましたところ、今回、7月5日からの「釜石神愛幼児学園の引越し支援ツアー」が企画されて居ることを知らされ、この企画に参加する機会が与えられ感謝しています。
- この幼児学園は、大町司祭様のお父さまが通園されていた学園とお聞きしました。また、今年創立81周年という記念すべき年に、81歳のわたしがお仕事に立ち会えるのも神さまのお導きがあったのでは、と感じています。
- 今回は吉野執事をチャプレンとし、山崎典美さんを作業責任者・会計とした10人グループで、両者のリードのもとで作業が始まり、園内の物品については園長先生の指示により仕分け作業を行い、必要物品は仮の学園に搬送、旧牧師館(乳児保育室等)内の整理・清掃また、支援センターへの大型の物品の搬送も行いました。これに要したエネルギーは大きく、吉野・大町(出)青年の頑張りには脱帽でした。作業は予想以上に順調に進み、午後は支援センターの支援品の整理の手伝いもできました。
- まだまだ復興には程遠い状態ですが、被災者の方々がおのおのの場で再建に向けてがんばっておられる様子が伺え、みなさんとの今回の作業もその足しになればと思いました。
- ツアー期間中、仕事に不慣れな新人のわたしたちがお世話になった神愛幼児学園の先生、釜石支援センターの皆様、同行された吉野執事他関係された皆様に感謝申し上げます。
- 「釜石神愛幼児学園 引越し支援ツアーに参加して」 札幌キリスト教会 丹麗子
- わたしが参加させていただいたボランティアは、釜石神愛幼児学園の仮園舎への引越し荷造りを中心とした活動でした。今まで多くの方の支援活動を、東日本大震災支援室ニュース等で目にし、経験された方のお話をじかにお聞きしてから、「わたしには何ができるのか? できることがあるのだろうか」と、いろいろ考えていました。しかしこれといった特技や資格・経験もないわたしには無理なのでは? と考えるようになっていたところでした。
- それが今回の支援活動の場をいただき、突然のことで不安でしたが「頑張ればできるのでは。いいえ、せっかくの機会。この機会を逃しては」と気持ちを新たに、友人と共に初めての支援活動に参加しました。7月5日(木)札幌キリスト教会を出発し、苫小牧西港より八戸港へ入港、一路釜石支援センターへ。長い旅でしたが、道筋に見渡される被災地の詳しい説明もお聞きすることができ、陸前高田では想像以上の大震災の現実を目の当たりにし、自然災害の恐ろしさと災害に対する対応の厳しさを知らされました。わたしたちが訪れた時は、ほとんど瓦礫は整理され、まとめられて何箇所かに山積みになっていましたが、家屋などの基礎部分のコンクリートと、その中からむき出した錆びた鉄骨の姿、解体も困難な高層建築の残骸は、震災前の町並みを想像できるものではありませんでした。地盤沈下など、あらためて多くの被災者の方々の思いを、痛切に感じました。
- その後の活動は、7月7日(土)・8日(日)と、午前中は主に図書類などの荷造り清掃を。車での荷物搬送作業は男性と若い方々がフル回転で作業は進みました。午後からは交代で支援センターへの訪問、1日目は支援活動の様子などをお聞きし、2日目は支援物資の整理・清掃等をすることができました。その間、センターを訪れて来られた被災者の方にもお会いでき、実際の体験談をお聞きしました。その女性の方は、新聞配達中に被災され、「津波の知らせで夢中で高いほうへと走った。途中多くの人たちが集まっている場所もあったけれど、もっともっと高いほうへと足が向き夢中で逃げた。でも一人きりの自分は心細くて不安だった。たどり着いて後ろを振り返ったときの恐ろしい光景は忘れることはできない。わたしは助かった。流された多くの方々の分、強く生きなければ」と話してくださいました。今もバイクで、今度はボランティアとして震災に関する情報新聞を仮設住宅などの家庭に配達しておられるとのこと。前をしっかり見て話された彼女の姿が印象的でした。
- センターに足を運んでこられない方々もたくさんおられるとお聞きしました。仮設住宅に閉じこもっておられる方々に対して訪問・支援物資などの配布を通しての心のケアなど、まだまだたくさんの支援活動が行われています。理解はまだまだ不十分ですが学習させていただきました。頑張っておられる支援センターのお働きに心より敬意を表します。また、今回のツアーにご一緒させていただいたグループの先輩のみなさんとの交わり・ご指導本当にありがとうございました。
- 【リベリナ教区青年団の活動】
- オーストラリア聖公会のリベリナ教区より、16歳~20歳の青年4名が7月2日(月)~7日(土)の日程、釜石支援センターでの活動を行いました。パウロ熊坂登司祭とスー・チルバス執事が引率です。園で交流を持ったり、仮設住宅談話室でのプログラムに参加したりと、多くの活動をされました。釜石からはそのまま札幌に向かい、8日(日)の主日礼拝に出席後、教区事務所で北海道教区の青年たちとの交流会を行いました。札幌の教会を中心として多くの青年たちが参加、大いに交流を深めたようです。リベリナの青年たちは10日に札幌を発ち、成田経由でオーストラリアに帰国しました。ありがとうございました。
- 【ICU 劇団“虹”の活動】
- 北海道からICU(国際基督教大学)に進学した大町はいりさんが所属する劇団サークル“虹”が釜石を訪れ、釜石支援センターに滞在し、7月6日(金)の神愛幼児学園での園児向けの公演、7日(土)の一般向けの公演の2つを行ってくれました。園児たちも大喜びで、大いに盛り上がりました。劇団“虹”は、福島・宮城・岩手で、9ヶ所の幼稚園・保育園・小学校・仮設集会所などを回りながら公演を行い、最後が神愛幼児学園での公演となりました。仙台では東北教区の聖クリストファー幼稚園でも公演を行いました。そのお働きに感謝いたします。
- 【釜石での働き】※ 震災支援室ブログ(海老原さん・八幡さん発信)より抜粋
- 7月2日 やってきました。オージーたちが。英語です。しかも声が大きいです。でもみんないい若者です。 今日は忙しい一日でした。まず月曜ですから談話室プログラムがある日です。午前の野田ではピザ作りにチャレンジしました。大変美味しくできたそうです。住民の方々が共同作業でお菓子や料理を作ることを続けていますが、コミュニティービルドにはよいプログラムのようです。午後の上中島はいつもの体操プログラム。健康第一です。チームAは八幡さんと須賀先生が担当でした。八幡さんのピザは美味しかったです。 チームKはオーストラリア・リベリナチーム。私とともに神愛幼児学園で交流会。楽しい歌や踊りの披露があり、絵本の朗読があり、最後は輪になって踊りました。楽しい時間になってよかったです。午後はそのまま視察へ。唐丹湾では大漁旗を掲げた漁船に感動し、その後ろの防波堤が壊されている景色に気づきショックを受けたオージーたち。いろいろ感じているようです。センターはチームBが担当でした。メンバーは沢田さん。今日もしっかりとセンターを守ってくださいました。ご苦労様でした。(※註:文中のオージーは、「 オーストラリアの」を意味する通称 Aussie の事です。)
- 7月3日 オーストラリアチームもワーク二日目。本日は午前が釜石保育園、午後が上中島仮設での交流会。プログラムの内容も練れてきて、釜石保育園は大盛り上がりでした。ありがたいことに我々へのプレゼントまで用意くださり、オージーたちは超感動。一生の宝物にするそうです。よい交流ができました。釜石保育園のお友達・先生方、ありがとうございました。 午後は上中島です。今度は高齢者が中心。それでも30名近くが集まり、楽しい交流のひと時をもちました。歌と踊りを披露して、一緒に踊り、それからお茶っこです。言葉の壁はあったようですが、笑顔がこころをつなげたようです。遠くから自分たちを憶えて誰かが訪ねてくることがなによりも重要なことなのです。
- 7月5日 朝から雨です。本日はオーストラリアチームを率いて戸別訪問の予定でしたが、あいにくのお天気。オージーたちもお疲れモードなので午前のワークはお休みに。でも我々の業務には休みはありません。八幡さんは明日の談話室プログラムの準備で買い出し。私はクリーンセンターに段ボールやゴミの搬入と平田の仮設で打ち合わせ。 午後になってお天気も回復。お届けする物資(リンゴジュース・GFSの飴・コーヒー・ポーロさんのエンジェル)をセットして、野田西仮設へ。オージーによる戸別訪問です。トランスレーターの八幡さんと熊坂先生のチームに分かれて、配布をかねての訪問。さすがにオージーたちはどこに行っても人気です。オーストラリアから来たと聞いただけで涙を流して喜ぶ方も。今日も素敵な出会いがありました。 ある方が「談話室には行きづらくて」と言っていました。このような方はどの仮設にも結構います。このような方と出合ってお話しするのが戸別訪問の目的です。地道な活動ですが我々の重要なミッションなのです。
- 7月6日 超忙しかった一日でした。八幡さんとオーストラリア・リベリナチームは談話室プログラム、劇団虹チームは午前の神愛幼児学園での公演、センター業務は沢田さん、「〇〇は山に芝刈りに〇〇は川に洗濯に」そんなミッションです。私は幼児学園に。 談話室プログラムは大変盛り上がったようです。オージーたちが大活躍。午前の大畑も午後の松倉も「みんなでピザを作る会」でしたが作業の分担量も程よく、楽しいプログラムになりました。特に松倉は15名が参加して、異様な盛り上がりを見せていたそうです。みなさん感謝。 劇団虹の公演も大成功でした。釜天たちは大喜び。泥棒のお話しでしたが、小さな釜天には泣き出す子も。リアリティーの証です。私は途中で抜けて午後のプログラムの準備で買い物。お掃除道具を5セット用意しました。 午後のミッションは上中島仮設でのお掃除隊。高齢者などのお宅へ訪問してふだん行き届かない換気扇廻りやエアコンのお掃除その他を行いました。全部で34件。劇団虹13名を5班に分けて、その半分を済ませました。どのお宅もお菓子や飲み物を用意して待ってます。したがってお掃除が30分で終わっても、戻ってくるのはさらに30分後。でもそのコミュニケーションが大事なのです。けど夕方のスケジュールが詰まっているのでちょっと大変。(註:文中の「釜天」は、「釜石神愛幼児学園の天使たち」である園児たちの愛称です。)
- 7月8日 日曜日ですが、礼拝は神愛教会・幼児学園の引っ越し作業のため夕方に。ですからわりと暇な日曜日になるはずでした。やることはセンター業務、午前の虹チームの視察、上中島仮設お掃除隊の残り一軒、など。でも甘かった。センター業務、視察は問題なし。しかし幼児学園の引っ越しがセンターに波及しました。「これ、センターで使えないかしら」というやつです。それに伴いセンターもレイアウト変更。人数がいたので助かりましたが、妙に忙しい午後に。さらに引っ越しは我が家にまで波及。「これエビの家で使わないか」というやつです。でもありがたいことに必要なのにまだなかった物、たとえばガスコンロなどが来ることに。ありがたや。越後はにいがたや。(※註:文中のエビは、釜石センター長の海老原さんのニックネーム) 北海道教区引っ越し隊は獅子奮迅の働きでした。園の引っ越しはもとより、センターの掃除整頓もしていただきました。おかげで落ち着かないくらいセンターはきれいに。スペシャル感謝。センターはたくさんの人で担いました。虹の二人、沢田さん、引っ越し隊の8名ぐらい、などなど。ご苦労様でした。
- 【支援品のお願い】
- 釜石支援センターでは、被災者の方々のニーズに合わせて、支援品を様々な形で提供しています。震災から1年半が経とうとしていますが、まだまだ様々な形で支援品が必要な場面があります。皆様にもぜひご協力をお願いいたします。
- 現在あるニーズとしては、仮設住宅での戸別訪問プログラム用に、Tシャツが必要とされています。ただし、どうしても量を配布しなければならないため50枚以上でお願いします。企業名等が入っていてもかまいません。他には、いくつかの仮設住宅の談話室でホットプレートが必要、という話が来ています。もしご家庭で使わず眠っているものがありましたらご提供いただければありがたく思います。また、夏物衣料なども引き続き募集しています。どうぞよろしくお願いいたします。
- 【いっしょに歩こう!プロジェクト】
- 「いっしょに歩こう!プロジェクト」の活動の様子は、月一度発行予定の「ニュースレター」や、「いっしょに歩こうプロジェクト!」ホームページ http://nskk.org/walk で、ご覧いただけます。
6.30
支援室ニュースNo.31
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徐々に暑さが増し、どんどん夏らしくなってきました。釜石では、神愛幼児学園の改築に伴う引越しがあったりと、まだまだ多くの働きが続けられています。2回目の夏、仮設住宅でも、様々なプログラムが行われ、支援センターの働きもこれからますます忙しくなってくるでしょう。どうぞ、これからも皆様のお力をお貸しください。よろしくお願いいたします。
- 【飯野司祭と行く釜石ボランティアの旅】
- 6月13日(水)~19日(火)の日程で、久方ぶりのボランティア・ツアーとして、飯野司祭と行く釜石ボランティアの旅が行われました。飯野司祭と共に聖マーガレット教会の木村登美子さん、川北キヌさんが参加され、仮設のプログラムや、支援センターでの働きなどを行ってきました。
- 今回は、木村登美子さんに感想をいただいていますので、掲載いたします。
- 「飯野先生と行く釜石ボランティアの旅」 に参加して !! 聖マーガレット教会 木村登美子
- 6月13日(水)~19日(火)の参加、苫小牧出発に風が強く八戸に着くまでゆれ、センターに着いた一日はゆれているような状態でした。東京聖三一教会より2名の女性参加者がいらしてセンター内でのプログラムをおもにさていたようです。楽しく2泊一緒に過ごしました。最初の参加(12月)は寒い季節に向かう頃でしたので、足湯がとてもよろこばれていました、私はセンター内でのプログラムに参加のため足湯の練習と心得を向井清子さんより学びましたが出来ずに心残りでいました。今回の参加で出来たらとイメージしていましたが残念!でも仮設への訪問ができました。着いた日は前回行けずにいた陸前高田、遠野方面を見てきました。途中、がれきの分別がされていること、これからの所もありました。 翌日から仮設へ訪問(談話室)では、私の両親と同年齢(少し若いかも)と思われる方々とオハギ作り、昔はよく作って食べたことを懐かしんで、思い出話に思いをよせ作って食べました。また、別の仮設では子供のころ学校で歌った童謡を、参加された方々と一緒に大きな声を出し歌い、学校で習った、習わないなどと会話がはずみお互いに元気になりました。別の日は漁村(漁師さん宅)訪問この日はおじさんで消防団も兼ねている方と会話をしました。救援物資を公平に分けることに気を配ったことをお聞きしました。漁師の仕事はこれからとのことでした。現在岸壁を高くする工事がすすんでいました。仮設の40戸以上のところでは個別訪問、手土産に「北海道のトマトジュースとキャラメルです」という言葉が順調に出てきません、飯野先生がお手本を示して下さり、どうにか3~4戸はドアを開け、挨拶し手渡すことが出来ましたが、相手の方から話題をと思っていましたが雰囲気を作ることに課題を残しました。 釜石被災者センター内に来所される方々は自分でお茶っこしながら会話を楽しんで、センターの存在がとても大切なことを感じました。 日曜日は主日礼拝で聖餐にあずかり感謝です。また、臨時東北教区総会では3教会の建て替えが承認された報告を伺い拍手で喜びを共有しました。 この訪問で感じたことは報告書などで読んでいる仮設先や漁村の地名の漢字にルビがされていないので読むことと聞くことの違いがありました。たとえば「甲子(かっし)」「唐丹(とうに)」などと もっとあると思います。これから「ルビ」よろしくお願いいたします。支援センターに八幡(やわた)さん(東京聖三一教会信徒・管区渉外担当)が海老原さんのサポートをされていると伺いよかったです。帰りは一日違いで台風にあわず穏やかなうちに帰札することが出来ました。すべてに感謝。
- 【内海司祭・釜石派遣】
- 長らく北海道教区から教役者を釜石へ送ることができませんでしたが、今回7月10日(火)~24日(火)の日程で、平取聖公会の内海司祭が釜石へ行ってくださることになりました。ちょうど、園舎の改築のための引越しなどの日程と重なっており、内海先生の働きが期待されています。みなさんもお祈りのうちに覚えてくださいますと幸いです。
- 【リベリナ教区訪問団・釜石での活動】
- リベリナ教区よりの訪問団が、7月2日(月)~7日(土)の日程で釜石に入り、活動を行います。パウロ熊坂登司祭とスー・チルバス執事が引率で、青年4名が参加いたします。釜石からはそのまま札幌に向かい、8日(日)の主日礼拝に出席後、北海道教区の釜石を経験した青年たちとの交流会を8日(日)の午後に、教区事務所で行います。よい働きができるようお祈りください。
- 【釜石での働き】 ※震災支援室ブログ(海老原さん・八幡さん発信)より抜粋
- ☆ 八幡眞也さんは東京教区の方で、長期間、支援センターのボランティアに加わってくださると共に、札幌での長期の用事のあった海老原さんの留守をお預かりくださっています。(ブログは6月18日~28日)
- 6月11日 本日は上中島仮設の体操プログラムの日です。今日はいつものS先生がお休み。ピンチヒッターで同じお名前の佐々木先生が担ってくださいました。S先生は介護系の体操、佐々木先生はエアロビクスの先生です。釜石では幅広く活躍なさっていた方。大好評でした。困ってきたのは参加者が増えていることです。談話室に入りきれなくなりそうです。上中島仮設は世帯数のわりに談話室が狭いのです。もそっと広くならないでしょうか。体操のアシスタントをしてくださった吉松(英)さん・八幡さん、ご苦労様でした。
- 6月15日 昭和園では七飯町のレクレーション協会の方々が高齢者向けのイベントを開いてくださいました。ちんどん屋さんによる声掛けから始まり、柴又からお越しの寅さんが登場したり、フラダンスがあったり、盛りだくさん。効果絶大だったのはちんどん屋です。普段は出てこない人も多数お越しくださったとのことです。談話室がこんなに人でいっぱいになったのは珍しい、と自治会や連絡員さんも喜んでいました。七飯町レクレーション協会のみなさま、本当にご苦労さまでした。 午前の大畑ではおはぎを作りました。みんなで食べる分だけ作る予定でしたが、全世帯にお配りすることに。予備のもち米も炊いて40世帯分を作りました。こちらも楽しかったようです。また作りましょうね。準備と指導をしてくださった札幌マーガレット教会の川北さん・木村さん、八幡さん、ありがとうございました。 午後の松倉も新しいプログラムのスタートです。探していた先生がようやく決まり、音楽プログラムがスタートしました。とても素晴らしい先生に恵まれて、楽しい歌の時間になりました。これからが楽しみです。 さてセンターは名倉さんと本多さん、それに飯野先生がお守りくださいました。今日も人が多かったようです。楽しいお話の輪が今日もできていたそうです。
- 6月20日 昨日6月19日は私がセンターをお預かりしての初日でした。朝の訪問者の方々の出足が鈍かったので、私に問題があるのかと責任を感じましたが最終的には10名。地域にお住いのボランティアSさんのお手伝いを頂き一日無事終了。Sさんに感謝です。金曜日のパッチワーク教室の打ち合わせのために地元のI先生がセンターに来られて、準備が整ったことに関しては感謝とともに安心しました。今日は昨晩遅くからテレビで台風4号上陸、東北地方を含んで北上と驚かされました。どうなるかと本当に心配でしたが、結果的には午前中に雨脚が強い時があった以外は天気予報やテレビで流された警報ほどの台風の影響ではありませんでした。午後早く帯広聖公会の尾関さんがお一人で到着。私が行う初めての釜石ボランティアのオリエンテーションを受けられた尾関さんの気持ちをブログを読む皆様察してあげてください。私本人はベストを尽くしたつもりですが。
- 6月28日 昨日6月27日午前中李司祭は保育園へ礼拝のために出かけられたので、千葉さんと二人でセンター業務。来訪者が少なく、ゆっくりした時間でした。午後一番で盛岡聖公会信徒小林さんが到着。今日は比較的静かな一日でした。寝泊まりしている栗林の仮設とセンターの往復のドライブで、全壊した家屋の基礎部分だけが残っている所に所々お花が置かれている光景を目にする。その家屋の持ち主が来て置いておかれたのかなーと思い悲しみでやりきれない事がある。
- 【いっしょに歩こう!プロジェクト】
- 「いっしょに歩こう!プロジェクト」の活動の様子は、月一度発行予定の「ニュースレター」や、「いっしょに歩こうプロジェクト!」ホームページ http://nskk.org/walk で、ご覧いただけます。
6.16
支援室ニュースNo.30
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釜石へのボランティアツアーが再開され、現在、支援室長である飯野司祭が釜石に行かれております。また、なかなか実現しなかった北海道教区から釜石への教役者の派遣も、7月から少しずつ再開される運びとなっております。神愛幼児学園は、社会福祉法人化に続き、改築計画も控えております。これから夏にかけて、まだまだ多くの人の力が必要です。どうぞみなさまのお力をお貸しください。
- 【訂正とお詫びのお願い】
- いつも支援室の働きを覚え、祈り支えてくださいます事を、心より感謝申し上げます。支援室ニュース№29の中に、数の不明瞭さや単純な打ち間違え等があり、関係する皆様にご迷惑をおかけ致しました事を深くお詫び致します。
- ≪日本聖公会北海道教区 東日本大震災支援室 ニュースNo.29の訂正個所≫
- 室長の文章の中に、「盛岡聖公会からは20数名の聖歌隊もバスで駆けつけてくださり」との表現がありましたが、配信してすぐにそれを「30名」と訂正させていただきました。ただ、こちら側の確認不足で、もう少し正確にお伝えすべきでしたので、改めてこの部分をお伝えさせていただきたいと思います。
- 正しくは、聖歌隊員は16名との事です。そして、バス1台と乗用車3台に分乗して、総勢30名の方々が盛岡から駆けつけてくださった、という事です。全体の参加者は、60名ほどですが、神愛教会の皆様が7名ほど。ベースより4名ほど。幼児学園の先生・職員の方々が15名、創設者藤村哲之・美代ご夫妻のご令嬢波岡雅子様を始め、仙台・東京・北海道などから駆けつけてくださった方々が4~5名。合わせて約30名で、全体が60名という事です。
- 【釜石での働き】 ※ 震災支援室ブログ(海老原さん発信)より抜粋
- 6月8日 本日は談話室プログラムの一日。松倉と大畑の仮設で「俳句を楽しむ会」を行ってきました。午前の大畑では蛇が出現した話題で盛り上がったので蛇の句が読まれました。「蛇が出て、やって来たのは、へび原さん」大爆笑。誰の句かは想像にまかせます。松倉でもいい句が読まれました。「朱のバラの、卓を囲んで、初句会」みなさんで囲んだ机に薄い朱色のバラが生けてありました。その情景を読んだ句です。素晴らしい句ですね。ある住民の方の句です。俳句の指導をしてくださった吉松(英)先生、八幡さん、ご苦労さまでした。
- 【ボランティア登録についてのお願い】
- 北海道教区震災支援室では、釜石や仙台等でボランティアをする際に「登録カード」による登録をお願いしています。ボランティア保険や、教区からの交通費の補助の把握のためなど、いくつかの理由があります。特にボランティア保険に関しては、掛けてもすぐに発効せず(翌日から)、いつでも掛けにいけるわけではないため、ある程度早めに「登録カード」を提出していただくことが必要です。また、ボランティア保険も自分で掛け、補助も必要ではないとしても、釜石支援センターの事務手続きが煩雑になってしまうため、必ず教区事務所に「登録カード」を提出していただけるようお願いいたします。なお、よほど緊急でない限り、出発の1週間前までに登録をお願いいたします。
- 【いっしょに歩こう!プロジェクト】
- 「いっしょに歩こう!プロジェクト」の活動の様子は、月一度発行予定の「ニュースレター」や、「いっしょに歩こうプロジェクト!」ホームページ http://nskk.org/walk で、ご覧いただけます。
6.3
支援室ニュースNo.29
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2012年も6月を迎え、聖霊降臨後の期節に入りました。再び釜石へのボランティアツアーの募集も始まり、本格的に様々なことが動き出そうとしています。今まで、動きの遅さと不透明さでやきもきされていたこととは思いますが、なるべくしっかりと広報に努めてまいります。どうぞ、これからもお力をお貸しください。
- 【釜石神愛教会・神愛幼児学園創立81周年記念礼拝】
- 釜石神愛教会・幼児学園では「釜石神愛教会・釜石神愛幼児学園創立81周年記念、教会・園舎改築、社会福祉法人設立感謝礼拝」が5月20日(日)に加藤主教の司式で行われました。北海道教区からは、教区を代表して震災支援室長の飯野正行司祭が出席されました。
- 『釜石神愛教会・幼児学園創立81周年記念礼拝に出席して』 室長 司祭 飯野正行
- 5月20日(日)「釜石神愛教会・釜石神愛幼児学園創立81周年記念、教会・園舎改築、社会福祉法人設立感謝礼拝」に出席させていただきました。前日の夜には市内のホテルで「会食会」が行われ、創設者藤村哲之・美代ご夫妻のご令嬢波岡雅子様を始め、理事関係者、所縁のある方々12名が集われ、会食をしつつ、自己紹介と今までの主の恵みの互いの語りに耳を傾けました。この中で、『藤村哲之についての覚え書』と数枚の写真という貴重な資料をいただきました。
- 翌日の記念礼拝は、加藤主教司式、小野司祭・金子執事・飯野司祭補式、海老原兄のサーバーで執り行われ、感謝・喜び・温かさに満ちた素晴らしい聖餐式でした。盛岡聖公会からは30名の聖歌隊もバスで駆けつけてくださり、神愛教会の方々、幼児学園の先生・職員の方々で、総勢60名が礼拝とお祝いを共にいたしました。午後のお祝いの中での皆様の語りを通して、80年間の今までのご苦労と多くの方々の愛と神様の豊かなお働きとを覚えました。また高橋仁美現園長のご苦労とその働きの貴さも多くの方々が語っておられました。また、この神愛教会・幼児学園が如何に地域に根差した貴い存在であるかとい事も皆様のお話や振る舞いを通して感じた次第です。また、この温かく貴いお交わりを心から感謝いたしました。また、両日にわたる加藤主教様の細やかな配慮に深く感じ入りました。引き続き、釜石を覚えて祈りとご協力をお願いいたします。
- 【飯野先生と行く釜石ボランティアの旅】
- 長らく募集できませんでしたが、支援室の主催ツアーを再開いたします。今回は「飯野先生と行く釜石ボランティアの旅」が6月13日(水)~19日(火)の日程で行われます。今までのツアーより一日長く設定してあります。金曜日と月曜日に行われている仮設プログラムに両方関われるようになっています。詳細は26日発行の号外を参照してください。どうぞよろしくお願いいたします。
- 【釜石での働き】 ※ 震災支援室ブログ(海老原さん・向井さん発信)より抜粋
- 5月21日 午後は上中島仮設で体操プログラム。どうやら新プログラムも軌道に乗った感じです。人の集まりも増えてきているし、内容も固まってきました。これもそれもS先生の努力とお人柄の成せる技。デラックス感謝。 プログラムチェンジの効果があらわれてきました。足湯&お茶っこのときとメンバーが入れ替わってきて、定着しました。以前はメンバーが固定化されていた側面がありました。それがマンネリ化し、閉塞感につながっていましたが、内容を刷新することでいままでこれなかった人が来るようになり、新しいコミュニケーションが生まれています。だた足湯の頃の常連さんが来なくなりました。これは戸別訪問等でカバーしていくしかありません。いまのところ不満のようなネガティブな反応はないと思われます。 それにしてもみなさんの真面目さには驚きます。怖いくらい真剣に取り組んでいます。高齢化率の高い上中島仮設で介護予防の色合いが濃い体操は、やはりニーズが高いことを実感します。S先生、サポートの小林さんご苦労さまでした。
- 5月25日本日は談室プログラムの日。大畑と甲子の仮設に行ってきました。午前の大畑ではレインボーぐるぐる作り、午後の甲子ではお茶っこをしてきました。 私は一日センター業務。マルマル一日センターにいるのは本当に久々です。今日は常連さんが多かった日。また常連のみなさんが手土産持参で現れた日でもありました。サント菜・とんかつ・コーヒー・紙袋・物資・漬物・山菜の和え物、たくさんいただきました。感謝です。 知らない者同士がセンターで隣り合って座り、ともにコーヒーを飲み、数十分もすると互いに肩を叩き合って笑い合う。センターではこんな場面によく遭遇します。私の好きな光景です。今日もそんなことが起きました。嬉しいですね。 どうかセンターに祝福が与えられますように、そこで働く私たち、ボランティア、関係者に祝福がこれからも与えられますようにお祈りください
- 5月28日 本日はボランティアゼロデイ。寂しいです。誰かきてください。お願いします。ゴールデンウィークの喧騒が嘘のようです。 午前は私がセンター業務。今日も超常連さんがゆっくりしていきました。世間話に華を咲かせ、たまに怒られ、ときに爆笑して、ちょっと震災の話しをして、愚痴をいい、私のお嫁さんの心配をし、そんないつものセンターでした。今日も新しい方がお訪ねくださいました。 今日の釜花は、どこかのお寺と思いきやご近所の釜ステこと「釜石ステーションホテル」の花壇。 午後は上中島仮設での体操プログラム。今日も超真剣に体操をしてきました。今日はボランティアがいないので私がフル参戦。高齢者向け体操といっても90分間まじめにやると疲れます。隣のおばあさんは私より身体が柔らかくてビックリ。よく観察するとみなさん柔らかい。たぶんみなさんはジャージなど動きやすい服、私はピチッとしたジーパン。おそらくこの差でしょう。私の身体が固いとか、老化している訳ではないと思いますよ。そうに違いない。
- 【ボランティア登録についてのお願い】
- 北海道教区震災支援室では、釜石や仙台等でボランティアをする際に、「登録カード」による登録をお願いしています。ボランティア保険や、教区からの交通費の補助の把握に必要なためなど、いくつかの理由があります。また、ことにボランティア保険に関しては、掛けてもすぐに発効せず(翌日から)、いつでも掛けにいけるわけではないため、ある程度早めに「登録カード」を提出していただくことが必要です。また、ボランティア保険も自分で掛け、補助も必要ではないとしても、釜石支援センターの事務手続きが煩雑になってしまうため、必ず教区事務所に「登録カード」を提出していただけるようお願いいたします。なお、よほど緊急でない限り、出発の1週間前までに登録をお願いいたします。
- 【支援品提供のお願い】
- 釜石支援センターでは、センターで支援品の配布を行っています。その中で新たなニーズが出てきていますので、速報的にお伝えします。まず、1つは“大きめの鍋”です。新たに談話室のできた仮設で、談話室への備え付けのために、またサークル活動等で少し多めに料理する時のために“大きめ”の鍋が求められています。家庭用より少し大きいくらいのサイズのものがいいようです。(大きすぎても困る)2つ目は、これから梅雨を控えている東北地方では“除湿機”のニーズが高まっています。特に狭い仮設住宅では洗濯物の室内干しのスペースも取りづらく、仮設住宅内部に湿気がこもり、衛生面でも心配が出てきます。3つ目は“床屋さんのはさみセット”です。仮設住宅に入居されている方の中に、「元床屋さん」という方がおられ、中々床屋に行くことのできない方のために、散髪のボランティアを行いたいと考えていますが、道具がない状態です。もし、理髪・理容関係者の方で、道具を提供してもいいという方がおられましたら、ご一報くださいますと幸いです。
- また、春~夏にかけての薄手の衣料のニーズも相変わらず高いようです。もし提供できる方がおりましたら、ハンドブック等でお知らせしている“支援品提供の手段”に沿って、ご提供ください。どうぞよろしくお願いいたします。
- 【いっしょに歩こう!プロジェクト】
- 「いっしょに歩こう!プロジェクト」の活動の様子は、月一度発行予定の「ニュースレター」や、「いっしょに歩こうプロジェクト!」ホームページ http://nskk.org/walk で、ご覧いただけます。
号外5.26
飯野先生と行く釜石ボランティアの旅
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長らくできませんでしたが、釜石へのボランティアツアーを再開いたします。今回は新支援室長の飯野先生が引率してくださいます。これからも支援室ではなるべくツアーを月一度のペースで主催していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
日時 |
2012年6月13日(水)夜~19日(火)朝
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引率 |
飯野正行司祭(聖マーガレット教会)
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費用 |
10,000円(食費は自己負担です)
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募集定員 |
3~4名
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6月13日(水) |
24:00 苫小牧発 川崎汽船フェリー
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6月14日(木) |
07:30 八戸着・朝食 / 海沿いを南下し、釜石へ
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6月14日(木) |
14:00頃 釜石支援センター着/周辺の視察・神愛幼児学園へ挨拶等
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6月15日(金) |
ボランティア
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6月16日(土) |
ボランティア
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6月17日(日) |
午前・聖餐式/午後 ボランティア
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6月18日(月) |
午前・ボランティア
15:00ごろ釜石出発 / 22:00 八戸発 川崎汽船フェリー
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6月 19日(火) |
07:00 苫小牧着・札幌にて解散
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※ 釜石支援センターにて、現地職員の指導によりボランティアを行うプログラムです。
※ 食費は自己負担となります。尚、釜石支援センターでは朝食150円、夕食350円にて提供しています。(清算は現地にて各自行ってください)
※ フェリーの船室は“2等船室”(いわゆる雑魚寝)を想定した費用になっています。船室等をご利用の場合の差額は自己負担です。
※ 申し込み締め切りを6月7日(木)とさせていただきます。
- 申し込み方法
- 添付の「ボランティア登録カード」に記入の上、FAXまたはメールにて教区事務所まで申し込んでください。(FAX:011-736-8377 メール:hokkaido@nskk.org)
- 「ボランティア登録カード」の“備考”欄に「飯野先生と行く釜石ボランティアの旅」と記入してください。
- ツアーは定員に達し次第締め切ります。(初めて行かれる方を優先する場合があります。ご容赦ください)
- 持物等
- 着替え、シーツ、枕カバーをご用意ください。特に写真洗浄の作業は思ったよりも服が汚れます。汚れてもかまわない服をご用意ください。
- 仮設住宅の団地は広いです。歩きやすい靴をご用意ください。
- 詳細は北海道教区震災支援室までお問い合わせください。
5.19
支援室ニュースNo.28
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5月1日より新室長に代わって2週間が経ちました。教区礼拝では、支援室のブースを設置させていただきました。物品の販売等でご協力くださった方々に感謝いたします。これからも、皆様の理解をいただきながら、支援を継続していきたいと願っております。どうぞよろしくお願いいたします。
- 【釜石神愛教会・神愛幼児学園創立81周年記念礼拝】
- 釜石神愛教会・幼児学園では、昨年に創立80周年の記念礼拝を予定していました。しかし、震災のため断念することになりました。今年に入り、宗教法人立から、社会福祉法人を立ち上げることとなり、また、教会・園舎の改築も6月半ばから行われることになります。そのため、合わせて「釜石神愛教会・釜石神愛幼児学園創立81周年記念、教会・園舎改築、社会福祉法人設立感謝礼拝」として、5月20日(日)に加藤主教をお迎えして、礼拝をささげることになりました。北海道教区からは、教区を代表して震災支援室長の飯野正行司祭が出席されます。釜石神愛教会・幼児学園のこれまでの歩みに感謝をささげるとともに、改築などこれからの新たな歩みの上に、主の祝福と導きを祈ります。どうぞ、みなさまも合わせてお祈りくだされば幸いです。
- 【教区礼拝】
- 5月12日(土)、札幌キリスト教会にて、北海道教区の教区礼拝が行われました。教区礼拝の中では、釜石でも勤務してくださっていた内海執事が司祭按手を受けられ、内海司祭となりました。おめでとうございます。
- また、教区礼拝後のミニバザーの中で、震災支援室のブースを設置させていただきました。特に、仙台オフィスから表瑞木さん(札幌キリスト教会信徒)が、ひまわりのクッキーや、缶バッヂ、まどか荒浜の商品なども持って駆けつけてくださり、支援のことをアピールすることができました。また、支援室からは山岡みゆきさん他、婦人会の方々にもお手伝いをいただき、釜石の写真を上映したりと、盛りだくさんのブースを開くことができました。みなさん、ご支援ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
- 【釜石での働き】 ※ 震災支援室ブログ(海老原さん・向井さん発信)より抜粋
- 5月4日大雨。ニュースにもなった釜石。大変だった一日。でも釜石被災者支援センターは健在です。朝、通勤途中で道路が灌水。遠回りしました。あちらこちらでそのような状況。千鳥町(センターの川向こう)では浸水が激しく非難指示がでました。でもセンターは被害なしです。本日午前は大畑の仮設で談話室プログラム、午後は松倉の仮設で足湯&お茶っこサロン。大畑では新プログラムの俳句会を開催しました。まったく新しい試みでしたが、とても有意義で楽しい会になりました。雨に濡れる若葉を眺めながら俳句をひねる作業は新鮮でした。みなさん春を思いながら、あるいは一年をふりかえりながらお考えの様子。でも結局俳句を題材におしゃべりの花を咲かせていました。楽しかったですね。指導くださった吉松お父さん・沢田さん・佐々木先生、ご苦労様でした。
- 5月5日昨日の大雨では多くの方にご心配をおかけしました。またたくさんお祈りいただきました。また電話やメールも多数いただきました。ありがとうございました。いつもみなさま方には祈り、励まされています。あらためて感謝致します。 本日は桜木町仮設にて戸別訪問をしてきました。帯広聖公会から送られたメークインをお配りしましたが、大変喜んでくださいました。連休中ですから留守宅も多いだろうと予想していましたが、そこで戸別訪問するのが我々の流儀です。物を配付するなら在宅率の高い日にすればいいと思いがちですが、へそ曲がりの我らがセンターではそうは考えません。ゴールデンウイークなのに出かけるところがない方、訪ねてくる人がいない方。一人で寂しく過ごされている方、いろんな方が仮設にはいらっしゃいます。そのような方を訪問するのが我々の務めです。今日もお部屋にお招きくださった方、玄関前でたくさんお話しくださった方などたくさんいらっしゃいました。幼児学園の古い関係者やセンターの常連さんもいました。楽しい出会いが今日も与えられことに感謝です。帯広聖公会の皆様ありがとうございました。また送ってください。いつも大人気です。また訪問を行った木村先生・平出先生・林崎先生・山田さん・吉松英さん、ご苦労さまでした。 さて今日我々は花見をしてきました。本当は明日上中島仮設で有志のお花見会が予定されていて、我々はその会場設営とお弁当の手配の任に当たる予定だったのですが、(本当は大雨だった3日の予定だった)明日は天気が怪しいということで、急遽本日の昼に繰り上げて開催することになりました。その電話をいただいたのが十一時。臨機応変に被災者ニーズにお答えするのが我らがセンターの流儀。知り合いのお弁当屋さんをくどき落として、戸別訪問を切り上げて準備開始。せっかくだから我々もいっしょにお花見することに。こどもたちも多く参加して、こどもの日に相応しいお花見会になりました。楽しかったですよ。お弁当も美味しかった。
- 5月7日 本日は新しい仮設でのプログラム。野田の仮設で開始しました。まずは我々の得意技である足湯&お茶っこサロンでスタート。元気な自治会役員の方が頑張っている仮設住宅です。歌ありハーモニカありの楽しいサロンになりました。向井さん・吉松(さ)さん・佐々木先生、ご苦労さまでした。午後は上中島仮設で体操プログラム。ちょっと参加者が少なめでしたが身体を動かしてきました。ハルママ先生・吉松(英)・私、お疲れさまです。センターは大忙しの一日。なぜか上中島でプログラムをやっているのにセンターには上中島の方が大勢。どういうことでしょうか。センターは午前が吉松(英)さん、午後は佐々木先生と吉松(さ)さんがお担いくださいました。ご苦労さまでした。私は午前中に栗林仮設を見てきました。先日の大雨で水没したとの噂が流れたからです。確かに我々が借りている栗林仮設は道路より低い土地に立ってます。道路から水が流れ込めば浸水の可能性が高いのです。でもご安心ください。大丈夫でした。
- 5月10日本日は木曜日。本来なら水曜日午前に行われる神愛幼児学園の幼児礼拝&お誕生会が本日行われました。お誕生日の釜天(こども達のことを釜石の天使とよんでいます。略して釜天と表記させていただいています)が3人もいた最年長のゆり組さんはちょっと興奮ぎみ。妙に盛り上がっていました。3人さんお誕生日おめでとう。礼拝の司式をしてくださった佐々木司祭ありがとうございました。本日のミッションは戸別訪問。山田さんたちがお作りになったピンクッションとGFSのキャラメルキャンディーを配付してきました。我々には馴染みの薄い鵜住居奥にある栗林仮説をお訪ねしてきました。印象は若い(50代から60代)方の多い仮設かな、っといった感じです。山田さん・吉川さん・山本さんご苦労さまでした。センターは午前は中野さんがお守りくださいました。お天気が悪かったので人が少なかった一日でした。ズボンのすそ上げをしてくださった大槌町のOさんありがとうございました。
- 【支援品提供のお願い】
- 釜石支援センターでは、センターで支援品の配布を行っています。その中で新たなニーズが出てきていますので、速報的にお伝えします。まず、1つは“大きめの鍋”です。新たに談話室のできた仮設で、談話室への備え付けのために、またサークル活動等で少し多めに料理する時のために“大きめ”の鍋が求められています。家庭用より少し大きいくらいのサイズのものがいいようです。(大きすぎても困る)2つ目は、これから梅雨を控えている東北地方では“除湿機”のニーズが高まっています。特に狭い仮設住宅では洗濯物の室内干しのスペースも取りづらく、仮設住宅内部に湿気がこもり、衛生面でも心配が出てきます。3つ目は“床屋さんのはさみセット”です。仮設住宅に入居されている方の中に、「元床屋さん」という方がおられ、中々床屋に行くことのできない方のために、散髪のボランティアを行いたいと考えていますが、道具がない状態です。もし、理髪・理容関係者の方で、道具を提供してもいいという方がおられましたら、ご一報くださいますと幸いです。
- また、春~夏にかけての薄手の衣料のニーズも相変わらず高いようです。もし提供できる方がおりましたら、ハンドブック等でお知らせしている“支援品提供の手段”に沿って、ご提供ください。どうぞよろしくお願いいたします。
- 【いっしょに歩こう!プロジェクト】
- 「いっしょに歩こう!プロジェクト」の活動の様子は、月一度発行予定の「ニュースレター」や、「いっしょに歩こうプロジェクト!」ホームページ http://nskk.org/walk で、ご覧いただけます。
5.5
支援室ニュースNo.27
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2012年度が始まって1ヶ月が経過しました。人事異動も終わり、様々なところで新体制が動き出します。5月1日より北海道教区震災支援室も新体制に移行し、室長に飯野司祭をお迎えすることになりました。今後も教区内、および釜石での活動を継続し、みなさまに様々な情報をお届けしてまいります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
- 【支援室長を飯野司祭にバトンタッチするにあたって】 司祭ペテロ大町信也
- この度、北海道教区の震災支援室長の働きを、飯野正行司祭にバトンタッチする事になりました。私は、昨年の3月11日の地震発生に伴い急遽この職に就きましたが、この間、手探りの状態の中で色々と不手際があったにも関わらず、北海道教区の皆さんが、心を一つにして祈りを捧げ、ボランティアに参加し、心を込めて物資を送り、また募金をもってその働きをお支え下さった事に心から感謝申し上げます。
- とりわけ、継続的に教役者を釜石神愛教会・同幼児学園への派遣が、教会間の協力と留守教会信徒の皆様の並々ならぬご苦労によって支えられた事を覚え感謝申し上げます。決してきれい事では片づけられない、不便や葛藤を、皆さんが引き受けて下さる事なしに、この粘り強い支援は成り立たなかったのではないかと思います。
- その意味で、直接的な被災者と「共に歩く」という困難は、支援に携わる人々が「共に歩く」という困難によって支えられているという事を思います。今後、更に一年間にわたり支援の働きが継続されます。「息の長い支援」という、より困難な課題を、私達は、飯野室長と共に担って行く事となります。今まで皆さんが担って下さった困難と葛藤、これから担って下さる困難と葛藤が、神様から祝福されますよう心から祈っています。
- 私にとりましても、この一年は、貴重な出会いと経験をもたらすものでしたが、きっと北海道教区にとりましても、これからの「宣教」にとって、かけがえのない経験となるものと信じています。
- 支援室ニュースが、いつもその冒頭に掲げています、3つのスローガンが、私達の支援という宣教(ミッション)の、①姿勢と、②方向と、③根拠である事を、いつも覚えて読み返して下さい。今後私は、日本聖公会東日本大震災被災者支援「いっしょに歩こうプロジェクト」の運営委員長として管区全体の働きに、より軸足を置く事になりますが、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
- 【新室長より】 支援室長 司祭 飯野正行
- 5月1日付で震災支援室長に任命されました。神の恵みと皆様の愛に支えられてお仕えして参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。支援室長としてこの活動の詳細を把握する事が急務である事は勿論ですが、それ以外の事としては、3つの事を大切にして行きたいと考えております。まず第1は、被災された方々や支援活動の現況のご報告を出来るだけ早く皆様にお伝えしたい(報告・連絡を密にしたい)ということです。第2は、イエス様に支えられて歩んで来た者としての使命のようなものが私たちにはきっとあると思いますので、これらを共に確認しつつ支援活動に当たりたいと願っています。第3は、支援活動に当たる方々の体調やメンタルな部分の事にも心を注いで行きたいと思っています。皆様の祈りとご協力をお願いいたします。
- 【GFSプログラム】
- 4月23日~26日(現地)に東京教区GFSとの協働プログラムが釜石ベースで行われ、北海道教区GFSからも4名(植松三千代さん・向井哲子さん・溝尾澄子さん・山岡みゆきさん)が参加されました。足湯あり、仮設の訪問ありの盛りだくさんのプログラムになったようです。今回のプログラム参加者の中から、昨年9月に長期滞在された山岡みゆきさんより原稿をいただいていますので掲載します。
- 再び釜石を訪ねて 札幌キリスト教会 山岡みゆき
- 約7ヶ月ぶりに訪れた釜石は、少し風景が違っていた。津波に壊された建物の幾つかは撤去されて更地となり、センターの近くには仮設の呑み屋横町ができていた。至る所で桜が咲き、人々は震災当時のことを語るようになったが、その反対に行政に対する不満を露にし、ボランティアに来る人が減ったことを嘆いていた。
- 座布団やジャガイモを持って仮設を戸別訪問したが、ここでも笑顔で私たちを受け入れてくれた方々もいた一方で、絆を結ぶことを怖がるかのように拒絶された方々もいた。触れることを許さないエネルギーは強烈で、私は何もアプローチできなかった。陰陽が明確化してきた釜石の町……。
- 二度目の視察となった陸前高田。車窓から見える桜は綺麗だったが、私はとても憂鬱だった。初めて視察に行く方々が、今は桜の群れに歓声を上げていても、あの風景を見たら凍りついてしまうことが予想できたから。そして案の定、車が陸前高田に入った途端、誰もが無言になった。そうなって当たり前の風景が、まだそこには広がっていた。その夜の分かち合いは、皆涙だった。表現できない感情が各々の心の中にあったのだ。
- 朝早く、常連のMさんが自転車でやって来る。センターが開く1時間も前だ。センター前のベンチに腰掛け、一服しながら彼と様々な話をした。大好きな荻野目洋子のこと、釜石の町のこと、そして「去年の桜は覚えていない…」と彼は呟いた。被災した多くの人が、彼と同じだと聞く。
- 短期間で濃密だった今回の支援活動。滞在3日目の聖餐式で加藤主教様が語られた、「主イエスが葬られた墓の石が取りのけられたように、被災地を覆う重たい石もいつか取りのけられること」を祈りつつ、釜石を後にした。
- 【訂正のお願い】
- 北海道教区・東日本震災支援中間報告(2012年4月8日発行)について、下記のように訂正させていただきます。
- 《3頁下から11行目》
- 大館聖パウロ教会、函館聖ヨハネ教会、帯広聖公会などで作られた座布団
- ➔ 大館聖パウロ教会ならびに、教区内諸教会の有志の婦人を始め、多くの方々より寄せられた座布団
- ※表記にある教会の以外の信徒の方々や、教会の枠を超えて協力いただいた方々が
- 数多くこの座布団プロジェクトに参加下さったので、上記のように改めます。
- 《4頁下から 8行目》 吉野司祭 ➔ 吉野執事
- 【釜石での働き】 ※ 震災支援室ブログ(海老原さん・向井さん発信)より抜粋
- 4月26日 本日は北海道GFSのみなさんの最終日。先ほど午後3時半に北海道に向けて帰っていきました。それにしても、前回もそうでしたが、よく働き、よく喋る人たちです。東京GFSと北海道GFSのコラボレーションは最強です。ともかくお疲れさまでした。 午前中は北海道組(植松さん・向井哲さん・溝尾さん・山岡さん)と私で大畑の仮設で帯広の方たちがお送りくださったジャガイモをお届けしてきました。みなさんよくおしゃべりになる特技を存分に生かして、ゆっくりお話しをたくさんしていました。なかには犬とおしゃべりしていた方も。大畑の仮設には大きな笑い声が響きわたっていました。 午後はセンターの大掃除など。センターはきれいに整理整頓されました。感謝。山岡さんは私のお手伝いで会計報告の入力作業をしてくださいました。これでようやく会計報告が終わりました。大変遅くなってしまったことを関係各所にお詫びいたします。
- 【いっしょに歩こう!プロジェクト】
- 「いっしょに歩こう!プロジェクト」の活動の様子は、月一度発行予定の「ニュースレター」や、「いっしょに歩こうプロジェクト!」ホームページ http://nskk.org/walk で、ご覧いただけます。
4.21
支援室ニュースNo.26
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イースターも終わり、人事異動や、委員会の体制変更など、年度の引継ぎでバタバタしている今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。釜石でも“こいのぼり”プロジェクトが、そろそろ実施時期にきております。また、新しいプログラムも始まります。これからも、どうぞみなさんのお力をお貸しください。
- 【GFS 釜石プログラム】
- 東京教区GFSとの協働プログラムとなりますが、北海道教区GFSからも4名(植松三千代さん・向井哲子さん・溝尾澄子さん・山岡みゆきさん)が参加します。4月23日~26日までの期間で釜石に滞在されます。どうぞお祈りのうちにおぼえてください。
- 【ボランティア・ハンドブック & 中間報告】
- 4月8日(イースター)付けで、北海道教区震災支援室の“中間報告”と“ボランティア・ハンドブック”が発行されました。予告していながら、大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます。中間報告は、信徒の方全員に行きわたるよう各教会にお送りしています。ご一読ください。また“ボランティア・ハンドブック”は、釜石という町の紹介や、支援室に関わるQ&Aなど、普通に関わるだけではなかなか分かりづらい情報も、まとめてあります。今までボランティアに行かれた方にとっても新たな発見があると思います。ぜひ一度目を通していただけますと幸いです。これからの1年間も北海道教区は釜石への支援を続けてまいります。どうぞみなさんのご協力をお願いいたします。
- 【東日本大震災支援活動 第2次募金のお願い】
- 中間報告やボランティア・ハンドブックと同時に、第2次募金のお願いをしております。北海道教区からは既に100名近いボランティアが釜石に派遣されています。昨年の教区会決議に基づき、“善きサマリヤ人活動資金”からも応援いただいていますが、今後1年以上支援を継続していくには十分ではありません。どうぞ、みなさまにも、ご理解をいただき、募金を改めて実施してくださるよう、お願い申し上げます。詳しくは、発行されている“東日本大震災支援活動 第2次募金のお願い”をご参照ください。
- 【釜石での働き】 ※ 震災支援室ブログ(海老原さん・向井さん発信)より抜粋
- 4月11日 本日は釜石神愛幼児学園のイースター礼拝でした。釜天(釜石の天使)たちの関心は祭壇の上にあるイースターエッグ。ちゃんとちび釜天でもイースターの日には卵がもらえることを覚えています。素晴らしい。 午後は資料用の書籍を求めに花巻まで行ってきました。ちょっとした本を探すにもそこまで行かなくてはなりません。釜石や遠野には小さな書店しかありません。 今日探してきたのは、高齢者向けの体操とレクレーションの本。仮設談話室のプログラム用です。高齢者の多い仮設では身体を動かすプログラムのニーズが高い傾向にあります。特に冬の間は外出機会が減り、運動不足になりがちです。ですから体操です。また介護予防という視点もあります。このようなプログラムを担ってくださる方もいるので今週はその準備です。お担いくださる方は近日発表です。もちろんあのお方です。センターは鵜飼さん八幡さんがお守りくださいました。黒澤さんは午前は私と幼児学園、午後はセンター業務。向井さんはセンターと映画会の準備など。八幡さんは今日も懸案だった門扉の修繕を完了してくださいました。これはお隣にもご迷惑をお掛けしていた箇所で、本当になおってよかったです。感謝。
- 4月13日 本日は大畑の仮設と甲子の仮設で足湯&お茶っこサロンの日です。向井さん・八幡さん・黒澤さん・それに到着早々の一花さんが行ってくださいました。本日もなごやかなサロンになったようです。甲子の仮設ではまだまだ住民同士の新なた出会いがあるそうです。つながりが増えていけばいいですね。 私は打ち合わせの一日でした。午前は甲子の仮設のお花見会の打つあわせ、また違う仮設の鯉のぼりの打ち合わせ。午後は新プログラムの打ち合わせ、五月人形の打ち合わせ、それから一花さんをお連れして視察ツアー敢行。という感じでした。視察はいつものパターンで釜石湾、両石、鵜住居、大槌町それから最後に神愛教会と幼児学園の訪問です。 新プログラムの打ち合わせは実り多いものになりました。高齢者の多い仮設で実施しますが、地元のボランティア二名が担ってくださいます。お二人とも介護と看護のプロです。そのような地元の専門職の方が与えられたことは大いなる喜びです。素晴らしいプログラムがはじまる予感がしています。楽しみですね。いずれは地物の者同士で支えあうことが求められています。いまからその道筋を整えることはとても重要なのです。
- 4月16日 月曜日です。上中島仮設での談話室プログラムの日です。4月からプログラムの変更なのですが、足湯の人気やこちらの準備不足もあって難航していました。でも本日やっと変更の第一歩です。いままで足湯のボランティアとして参加してくださったハルママさんとご友人のSさんによる体操プログラムが半分スタートしました。お二人とも看護と介護のプロ。お見事でした。参加者の反応もよく、おそらく上中島仮設の平均寿命は確実に伸びるでしょう。やはりプロの仕事は違います。みなさんご苦労さまでした。また足湯を提供した横浜教区の高田先生・大居先生・向井さんお疲れさまでした。
- 4月17日 本日は座布団プロジェクトの予約取りを行いました。ようやく予約取りです。わかるかな、わからないだろうな。 今回はいつもより多い140枚ぐらいが大館でつくられました。純粋に数だけの話しをすれば、ちょっと微妙な枚数です。100世帯を超す大きな仮設では足りない数だし、70世帯から80世帯が適量なのですが、ちょうどいい数の仮設がありません。ですから今回は30世帯前後の仮設をいっへんに2つか3ついこうと思います。それで今日は野田中央公園仮設で予約をとりました。世帯数は30ちょっと。談話室がまだない仮設ですが、先日も飴を配布して戸別訪問をしたばかりの仮設です。だいぶ我々の顔も認知され、きょうもいい交流がたくさん行われました。またお茶をご馳走になったり、お花の苗をプレゼントしたり、楽しい訪問になりました。高田先生・永井さん・八幡さん、ご苦労さまでした。 センターは大居先生と今朝到着した頼さんが担当。今日もまた新しい方がお訪ねくださいました。みなさまご苦労さまでした。
- 【チラシ印刷のお手伝いのお願い】
- 釜石支援センターでは、仮設住宅を訪問する際(特に初めての時など)に、支援センターのチラシを作ってお配りしています。きれいなチラシです。支援センターで印刷して使っていたのですが、大量に必要になるときもあり、また忙しさのあまり、事務作業がどうしても後回しになってしまいます。そこで、そんなに大量でなくてもかまいませんので、チラシを印刷して、釜石へ発送してくださる方を募集いたします。チラシはWORDで作成したA4のものです(カラー)。ご自宅のプリンターで印刷し、支援センターに適宜発送していただけると幸いです。お手伝いいただける方は、ファイルをメールにて送りますので支援室広報担当・吉野暁生執事まで連絡をお願いします。
- 【こいのぼり提供のお願い】
- 震災より1年が経ち、仮設住宅での生活もようやく落ち着いてきました。釜石支援センターがメインで関わっている上中島仮設の自治会よりの依頼で“こいのぼり”を集めています。上中島仮設は高齢者と共に、小さい子どものいる世帯の多い仮設住宅です。その前にある広場スペースに植えてある木を利用して、こいのぼりをたくさん、広場を横切るような形で飾ろう! という計画が持ち上がっています。できればたくさんのこいのぼりを仮設住宅の前になびかせたい、と願っております。こいのぼりは4月27日(金)には飾る予定です。それまでに送っていただけるよう、お願いいたします。(27日以降になる場合は、釜石支援センターと打ち合わせの上、送るか送らないかを決めていただけるよう、お願いいたします。予告無しに27日以降に決して送らないでください。)
- 【いっしょに歩こう!プロジェクト】
- 「いっしょに歩こう!プロジェクト」の活動の様子は、月一度発行予定の「ニュースレター」や、「いっしょに歩こうプロジェクト!」ホームページ http://nskk.org/walk で、ご覧いただけます。