2019年1月

 新年おめでとうございます。この一年、私たちの前に何が待ち構えているか、期待もあり、また不安もあります。
 昨年もいろいろなことがありました。嬉しいこともありましたが、悲しいことも辛いこともたくさんありました。北海道胆振東部地震のような自然災害もありました。「どうして、このような悲しいことが起こるのでしょうか。神様はなぜこのような試練を私に与えるのですか」と私は教会でもよく聞かれます。愛する人の不治の病、身内の突然の死、人からのいわれなき中傷など、そのような理不尽としか思えない状況の中で私たちの信仰はぐらついてしまうのです。信徒からこのように聞かれたとき、ほとんどの場合、私はその方を納得させられる模範解答を持っていません。ただ、私がいつも信じている聖書のみ言葉を開き、それを一緒に読みます。それは旧約聖書のエレミヤ記29章11節にあるこのようなみ言葉です。「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは、平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである」。
 神様は私たちのために計画をお持ちです。それは今、私たちにわからなくても、納得できなくても、神さまのみ旨の中にあり、希望と平和の将来を約束するものだということ。私たちの目には不幸、災いとしか見えないことに対して、どうして・・・・と解答を詮索することをあえて止めて、神さまの私たちへのご計画の中に、それを委ねていきたいと思うのです。
 この年、皆様の上に、神さまの豊かなお導きと祝福がありますように。

主教 ナタナエル 植松 誠